NEWS
ニュース
その他 その他

誹謗中傷・カスタマーハラスメント対応に関する基本方針策定について

 

新シーズンの開幕にあたり、当クラブに関わるすべての選手・スタッフ・審判・協力業者(以下「関係者」)が安心して活動できる環境を守るため、誹謗中傷・カスタマーハラスメント(以下、「カスハラ」)に対する基本方針を策定しました。

 

近年、スタジアム内外やSNSでの誹謗中傷や悪意ある言動が増加し、関係者の名誉や尊厳を傷つける深刻な問題となっています。スポーツの場においても、こうした行為は決して許されるものではありません。JリーグもFIFAの指針に基づき、人種差別を含むハラスメント行為に厳正に対応する方針を打ち出しており、当クラブもこれに賛同し、毅然とした対応を取ることを決定しました。

 

当クラブは、厚生労働省の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」やJリーグの基本方針を参考に、カスハラ防止のための方針と対応策を策定しました。これにより、関係者が安心して活動できる環境を整え、ファン・サポーターの皆さまと共に、健全な応援文化を築いてまいります。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

株式会社栃木サッカークラブ カスタマーハラスメントに対する基本方針

1. 基本方針
株式会社栃木サッカークラブ(以下、「当クラブ」)は、すべての関係者が安心・安全にサッカーに関わることができる環境を守るため、ファン・サポーター、取引先等を含む第三者からのカスタマーハラスメント(以下、「カスハラ」)に対して、毅然とした対応を取ります。
当クラブは、Jリーグが定める「カスタマーハラスメントに対する基本方針」に則り、クラブの関係者が健全な就業環境で職務を遂行できるよう、適切な対策を講じます。

 

2. カスタマーハラスメントの定義
当クラブにおけるカスハラとは、ファン・サポーター、取引先等の第三者からの言動・要求のうち、以下のいずれかに該当するものを指します。
 ・妥当性を欠くもの
 ・妥当であっても、その手段・態様が社会通念上不相当であり、関係者の就業環境を害するもの

 

3. 対象となる行為
以下の行為は、カスハラに該当し得る行為の例です。
 ・身体的・精神的な攻撃(暴行、傷害、脅迫、名誉毀損、侮辱、暴言など)
 ・過剰な要求(対応範囲を超えた要求、特定の関係者への個人的対応の強要)
 ・業務に支障を及ぼす行為(長時間拘束、執拗なクレーム、同一内容の繰り返し要求)
 ・業務スペースへの不適切な立ち入り・長時間の占拠
 ・差別的な言動
 ・プライバシーの侵害(関係者の個人情報取得や拡散)
 ・SNS・インターネット上での誹謗中傷
 ・セクシャルハラスメント
 ・その他、違法または社会通念上不適切な行為

 

4. カスタマーハラスメント発生時の対応
カスハラに該当すると判断した場合、当クラブは以下の対応を取ります。
 1. 関係者保護を最優先とし、問題が発生した場合は速やかに対応。
 2. 毅然とした対応を取り、必要に応じて加害者への警告・制限措置を実施。
 3. 悪質な行為や犯罪行為と判断した場合は、警察や弁護士等の外部専門家と連携し、法的措置(発信者情報開示請求・損害賠償請求・刑事告訴等)を含めた対応を実施。
 4. 被害を受けた関係者のメンタルケアを優先し、再発防止策を講じる。

 

5. スタッフの研修とサポート
 ・カスハラ対応に関する研修の実施:関係者が適切に対処できるよう、定期的な研修を実施。
 ・相談窓口の設置:カスハラ被害にあった関係者が安心して相談できる窓口を設け、必要なケアと支援を提供。

 

6. ファン・サポーターの皆さまへのご協力のお願い
当クラブは、ファン・サポーター、取引先の皆さまと共に、安全で快適な観戦・業務環境を築くことを目指しています。そのため、以下の点についてご理解とご協力をお願いします。
 ・関係者への敬意を持った言動を心掛ける
 ・適切な方法でご意見・ご要望をお寄せいただく
 ・誹謗中傷や不適切な要求を行わない
 ・SNS等での関係者個人への攻撃をしない

 

皆さまのご協力のもと、サッカーをより楽しく、誰もが安心して関われる環境を築いてまいります。
 

一覧へ戻る