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【2009 J2 第18節:カターレ富山戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「水戸戦はもし1-0なら逃げ切れたと思う。現に草津戦は逃げ切ることができた。0-2から2-2に追い付いたことで満足とは言えないまでも成果を出せたと感じ、入江のクリアでピンチを脱したつもりになり、油断に繋がったと思う。クロスを上げさせないことを強く言っているし、スローインはマンツーマンで数を合わせるように何回も言っているのに、それが出来ていなかった。クロスを上げられたことが大問題だったと思う。笛が鳴るまでサッカーは何が起こるから分からないということを、とにかく第1クールで終わりにしなければいけない。中3日しか第2クールまで時間はないが、第1、第2クールと分かれるので、いい節目にしたい。
サッカーの内容で負けても勝てるのが強いチーム。ディシプリンがあればサッカーは勝てる。それを第1クールでは分かってくれたと思う。ディシプリンを持って、しっかりと守っていれば簡単に点は入らない。ミスがあるから点が生まれる。凄いシュートが入ることもあるが、それも結局はミスを起点に生まれている。
第2クールからは言い訳が出来ない。富山戦は自分達が試される機会と捉え、第1クールが無駄ではなかったことを見せなければいけないと思う。」

●稲葉久人選手:
「前線からプレッシャーを掛けられず、全体としても守備に入れなかったことで、前半は水戸に思うようにやられてしまった。後半は自分達の思うようなサッカーができた。0-2で負けていて追い付く展開がなかったので、追い付いたことで勝てるのではないかと思ったし、勝てるような雰囲気をサポーターは作ってくれた。それだけに3点目が取れなかったのは残念だった。スローインはセットプレーと同じくらい重要な局面で、得点が多いシーン。札幌、甲府にもスローインからやられている。入江さんがクリアした時点で、ドローで終われると気持の部分で楽をしたことが失点になったと思う。『集中しようぜ』と一声掛けていればよかった。
第1クールは勝てる試合があったのに、安心したことで逆転負けなど失敗を繰り返した。正直、サポーターも見飽きたと思う。第2クールは安心して試合を見てもらえるような試合運びをしたい。そのために僕はFWなので第1クール以上に点を狙っていきたい。
富山と対戦して思ったのは、同時にJ2に上がった栃木には負けられないということ。その思いがプレーに表れていた。ミスもあったが、それ以前に上位といい試合をしたのだから富山には勝てるだろうという思いがあった。それでホームなのに不甲斐ない試合になってしまった。第2クール初戦はアウェイではあるが、大差で勝てるゲームをすることで、少しでもサポーターに借りを返したと思ってもらいたい。」

●栗原圭介選手:
「水戸戦は立ち上がりの悪さが響き、3点目を取りに行けずに、最後はスローインとこれまでと同じようなシーンから失点してしまった。同じことを繰り返してしまったことが非常に悔やまれる。攻めて崩されたのならば少しは諦めもつくが、同じ形で失点してしまったことは本当に悔やまれた。
監督もメンバーも変わったことで、第1クールは色々なことが浸透するのに時間が掛かったと思う。やりたいことが出来ていた試合とそうではない試合の差が激しかった。連戦などでメンバーが変わることを差し引いても、やりたいことが浸透していれば、誰が出場してもいいサッカーが出来ると思う。第2クールでは、大枠は凄くいいので、反応だったり、ずれているこまかな部分をもっともっと突き詰めていきたい。そうすれば、結果は付いてくると思う。
富山には前回の借りを返さないといけない。悪いものを払拭して、いい状態に持っていくチャンスだと思う。勝って波に乗りたい。」

●小針清允選手:
「前半の出来が水戸戦では最後まで響いた。後半できたことを前半からやらないといけない。2点ビハインドを追い付いた部分だけを取れば評価できるかもしれない。でも、前半の内容と最後にこれまでと同様にスローインから失点したことは、気持ちの緩みがあったのかもしれない。これだけ同じことを繰り返しては強くなれないし、成熟しきれないと感じている。
第1クールを振り返った時に、第1クールを象徴するような事が水戸戦では起こってしまった。ただし、ネガティブに考えても仕方がない。大半のゲームでは大崩れすることなく、やるべきことが出来ていれば戦えていた。第2クールでは第1クールで経験したことを活かして結果を出したいと思う。
同じチームに何回も負けるのは気持ちがいいことではない。第1クールでは情けない試合をしたので、逆に相手のホームでやり返すくらいの気持ちで富山戦には臨みたい。第2クールの初戦ということで、今の順位からひとつでも上に行けるようなきっかけになるゲームにしたいと思う。」
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