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【記者会見】栃木SCトップチーム体制の変更について


■中津正修代表取締役社長:
「大変お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。現在32節を終えた段階で10勝10分12敗の14位という事で、非常に厳しい状況に立たされています。支援いただいている皆様の期待に応えられていないことに、先ずお詫び申し上げます。
現在の強化部長南省吾、監督の松田浩両名より、現時点を持って辞任の意向がありました。そこで緊急の取締役会を開き、この度両名の辞任について承諾しました。
後任としましては、強化部長には現シニアアドバイザーの上野佳昭氏、トップチーム監督にはS級ライセンスが必要という事から、現取締役シニアアドバイザーである松本育夫氏の2名にお願いしました。残り10試合ではございますが、この緊急の場を乗り切るべく、クラブとして全力で闘って参ります。
当クラブとしては、中盤からなかなか勝点を挙げられないという状況が続いている中で、何とか今シーズンの契約満了までは現トップチームの体制で行くべくあらゆる努力をしてきましたが、その努力がなかなか結果につながらないことに、それぞれの立場においての責任を感じて、両名から辞任の意向がありました。クラブとしましては二人の固い決意があったので、この意向について承諾致しました。そして、昨日の今日での人選という事で、松本新監督に委任するという結論に達しました。これまで松本取締役は、栃木SCを社会やマスコミの皆様などに対して広くPRすることで支えていくということでの取締役就任でしたが、サッカーに対する強い想いや経験、そして栃木県民いうことで栃木サッカークラブに対する強い愛情を持っていただいていることから、チームを客観的に観ながら分析していただいていたと思います。」
■水沼富美男 代表取締役副社長:
「本日の練習開始前に、チーム・全選手を前にこの結果を報告しました。やはり選手も驚きを隠せないといった状態で、中には涙を流す者もいました。それを見て、松田浩監督がチーム作りの中で選手の信頼を得ていたことが良く分かりましたが、監督自身勝ちに結びつかないという苦渋の日々を送っていて、今回辞任という形になったものと思います。選手の涙には、監督を勝ちに結び付けられなかったという悔しさと、監督との絆の中で去られてしまうということの両面から来るものと思います。
皆さんにお伝えしたいのは、J1への可能性は非常に低くはなってきていますが、決して消化ゲームに入っているという事ではないという事です。最後の最後まで希望があるかぎりはJ1、6位以内を目指し、私の方からはクラブとしてもチームとしても松本監督、上野強化部長にはあきらめないでほしいとお願いしていますので、まだまだやるぞというための監督・強化部長の交代であることを皆様にもご理解いただきたい思います。」
「大変お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。現在32節を終えた段階で10勝10分12敗の14位という事で、非常に厳しい状況に立たされています。支援いただいている皆様の期待に応えられていないことに、先ずお詫び申し上げます。
現在の強化部長南省吾、監督の松田浩両名より、現時点を持って辞任の意向がありました。そこで緊急の取締役会を開き、この度両名の辞任について承諾しました。
後任としましては、強化部長には現シニアアドバイザーの上野佳昭氏、トップチーム監督にはS級ライセンスが必要という事から、現取締役シニアアドバイザーである松本育夫氏の2名にお願いしました。残り10試合ではございますが、この緊急の場を乗り切るべく、クラブとして全力で闘って参ります。
当クラブとしては、中盤からなかなか勝点を挙げられないという状況が続いている中で、何とか今シーズンの契約満了までは現トップチームの体制で行くべくあらゆる努力をしてきましたが、その努力がなかなか結果につながらないことに、それぞれの立場においての責任を感じて、両名から辞任の意向がありました。クラブとしましては二人の固い決意があったので、この意向について承諾致しました。そして、昨日の今日での人選という事で、松本新監督に委任するという結論に達しました。これまで松本取締役は、栃木SCを社会やマスコミの皆様などに対して広くPRすることで支えていくということでの取締役就任でしたが、サッカーに対する強い想いや経験、そして栃木県民いうことで栃木サッカークラブに対する強い愛情を持っていただいていることから、チームを客観的に観ながら分析していただいていたと思います。」
■水沼富美男 代表取締役副社長:
「本日の練習開始前に、チーム・全選手を前にこの結果を報告しました。やはり選手も驚きを隠せないといった状態で、中には涙を流す者もいました。それを見て、松田浩監督がチーム作りの中で選手の信頼を得ていたことが良く分かりましたが、監督自身勝ちに結びつかないという苦渋の日々を送っていて、今回辞任という形になったものと思います。選手の涙には、監督を勝ちに結び付けられなかったという悔しさと、監督との絆の中で去られてしまうということの両面から来るものと思います。
皆さんにお伝えしたいのは、J1への可能性は非常に低くはなってきていますが、決して消化ゲームに入っているという事ではないという事です。最後の最後まで希望があるかぎりはJ1、6位以内を目指し、私の方からはクラブとしてもチームとしても松本監督、上野強化部長にはあきらめないでほしいとお願いしていますので、まだまだやるぞというための監督・強化部長の交代であることを皆様にもご理解いただきたい思います。」
■上野佳昭 新強化部長:
「この度、強化部長を仰せつかりました上野佳昭と申します。当初の目標は20勝という事で、最低6位以内・勝点70を目指して今日まで進んできましたが、残り10試合を全勝してようやく勝点70、上位チームが10連敗することは想像に難いという苦しい状況ですが、これから強化を一生懸命やっていきます。宜しくお願いします。」
■松本育夫 新監督
「今のチーム状況を考えれば、社長・副社長からお話をいただき、これを快く引き受けるのが私の仕事ではないかと思い、昨日快諾をさせていただきました。栃木で生まれて栃木で育ち、そして最後の仕事が栃木という事で、私にとってはやりがいのある、たぶん人生最後の仕事になるだろうと思いますが、それだけに覚悟を決めた仕事というものを行いたいと思います。
私自身15歳にしてサッカーを志し、『三十にして立つ』、立つと言いましても指導者という立場になり、『四十にして惑わず』、西ドイツに渡り指導者とは何ぞやというものを勉強してきて、『五十にして天命を知る』、50代でJリーグが発足し、私の人生にJリーグに沿った生き方というものを与えてもらい、『六十にして耳順がう』、指導者としてこれまでは俺について来いという指導をしていましたが、年齢が60歳にな選手やコーチの意見を聞きながらチーム作りをした覚えがございます。 そして『七十にして心の欲する所に従って、 矩を踰えず』、人の道を外れない仕事をして最後を終えたいと思いましたが、この勝負事は水ものであり、時には道をそれるという人生を送らなければいけないのかなという覚悟を今日決めたわけでございます。
ご承知のように、現在10勝しかできていない。先ほど強化部長が申しました勝点70をとる為には10連勝という事で、数字の上では可能ではあるが、現在の状況からすると非常に難しい。そのチームを立て直すということで、自分なりにチーム作りをしていく上で、県民に愛され親しまれるチームづくりをすることがまず一つ。二つ目はプロの選手とは何かを問われる時、感謝という気持ちが表に出なければいけない。その土壌をつくらなければいけません。それが勝利に結びつくのではないかという風にチームを観ていました。
先ずは動くこと。活動量に勝る戦術なし。動く量があって初めて技術・戦術が表現されます。また、今まで守備がベースでしたが、ゴールを奪うということからサッカーは始まるということの徹底、松田監督が取り組んでいたパスサッカー、これらをまとめると『11人で行うサッカー』という結論が出てきます。FWとバックのラインをコンパクトにした中でサッカーを11人で行うということを、これからやっていければと思っています。
まさか監督をすると思っていなかったですが、天命と思いこの仕事に入っていきたいと思います。サッカーというもののすばらしさを指導者・選手たちが知り、県民の皆様に理解してもらえるようになれば、私としてこの仕事が全うできたということにつながると思います。
マスコミの皆様には、栃木SCの情報を数多く県民の皆様に提供していただき、栃木SCを応援しようという状況を作っていただけることを心よりお願いしまして、挨拶に代えさせて頂きます。ご協力を宜しくお願いします。」
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「この度、強化部長を仰せつかりました上野佳昭と申します。当初の目標は20勝という事で、最低6位以内・勝点70を目指して今日まで進んできましたが、残り10試合を全勝してようやく勝点70、上位チームが10連敗することは想像に難いという苦しい状況ですが、これから強化を一生懸命やっていきます。宜しくお願いします。」
■松本育夫 新監督
「今のチーム状況を考えれば、社長・副社長からお話をいただき、これを快く引き受けるのが私の仕事ではないかと思い、昨日快諾をさせていただきました。栃木で生まれて栃木で育ち、そして最後の仕事が栃木という事で、私にとってはやりがいのある、たぶん人生最後の仕事になるだろうと思いますが、それだけに覚悟を決めた仕事というものを行いたいと思います。
私自身15歳にしてサッカーを志し、『三十にして立つ』、立つと言いましても指導者という立場になり、『四十にして惑わず』、西ドイツに渡り指導者とは何ぞやというものを勉強してきて、『五十にして天命を知る』、50代でJリーグが発足し、私の人生にJリーグに沿った生き方というものを与えてもらい、『六十にして耳順がう』、指導者としてこれまでは俺について来いという指導をしていましたが、年齢が60歳にな選手やコーチの意見を聞きながらチーム作りをした覚えがございます。 そして『七十にして心の欲する所に従って、 矩を踰えず』、人の道を外れない仕事をして最後を終えたいと思いましたが、この勝負事は水ものであり、時には道をそれるという人生を送らなければいけないのかなという覚悟を今日決めたわけでございます。
ご承知のように、現在10勝しかできていない。先ほど強化部長が申しました勝点70をとる為には10連勝という事で、数字の上では可能ではあるが、現在の状況からすると非常に難しい。そのチームを立て直すということで、自分なりにチーム作りをしていく上で、県民に愛され親しまれるチームづくりをすることがまず一つ。二つ目はプロの選手とは何かを問われる時、感謝という気持ちが表に出なければいけない。その土壌をつくらなければいけません。それが勝利に結びつくのではないかという風にチームを観ていました。
先ずは動くこと。活動量に勝る戦術なし。動く量があって初めて技術・戦術が表現されます。また、今まで守備がベースでしたが、ゴールを奪うということからサッカーは始まるということの徹底、松田監督が取り組んでいたパスサッカー、これらをまとめると『11人で行うサッカー』という結論が出てきます。FWとバックのラインをコンパクトにした中でサッカーを11人で行うということを、これからやっていければと思っています。
まさか監督をすると思っていなかったですが、天命と思いこの仕事に入っていきたいと思います。サッカーというもののすばらしさを指導者・選手たちが知り、県民の皆様に理解してもらえるようになれば、私としてこの仕事が全うできたということにつながると思います。
マスコミの皆様には、栃木SCの情報を数多く県民の皆様に提供していただき、栃木SCを応援しようという状況を作っていただけることを心よりお願いしまして、挨拶に代えさせて頂きます。ご協力を宜しくお願いします。」