■松田浩監督：
「マリノスは格上というかカテゴリーが上の相手。トレーニングマッチで磐田やガンバと対戦した時と同じような考え方で、良い守備から良い攻撃をする局面が増えると思う。特にＤＦラインは、ほぼ全員が昨年から替わるような感じになるので、栃木らしさが出るかを見てみたい。栃木らしさを見るには、（ＤＦ４枚＋ダブルボランチの）６人のユニットで見る必要がある。今年はボールを奪ってから失う機会を少なくしたいし、ボールを失わないようにプレーできる選手が揃っている。マリノスを相手にボールを失わずにどれだけ保持できるのかを確認したいとも思っている。２次キャンプで対戦したガンバとの映像を水曜日に観たが、色々と課題や成果が出ていて見所があり、試合内容は良かった。ガンバ戦とマリノス戦ではメンバーが入れ替わるが、その時と比べてどれだけ出来るのかを見てみたい。現時点でメンバーは、あまり固まっていない。シーズンに入ってからも１試合１試合、結果を出した選手がスタメンになる。だから、今度のマリノス戦と開幕戦では、違うメンバーになっていると感じている。」

■臼井幸平選手：
「プレシーズンマッチは開幕戦を想定して臨みたい。ただ、伸び伸びと楽しくプレーすることも必要になって来ると思う。楽しむところは楽しんで、厳しくいくべき所は厳しくいければいい。チームとして良いディフェンスから良い攻撃をすることをテーマにやっている。それをＪ１相手に出すことが大事だし、試合に負けないことが開幕に向けて良い薬になる。気持ちを込めて絶対に勝ちたい。プレシーズンマッチに勝って、良い流れで開幕戦を迎えたいと思う。」

■菊岡拓朗選手：
「開幕戦まで１週間あるので、徐々にコンディションを上げていければ良いと思う。プレシーズンマッチでは自分がどれだけコンディションが上がって来ているのか、チームとしてどれだけ出来るのかを確認したい。カウンターを仕掛ける時には自分が起点になれれば良いし、味方が良い状態でボールを持ったら自分が飛び出すことでゴールに絡んでいきたい。徐々に自分のタイミングでボールが出せるようになって来ているし、自分が顔を上げた時に周りが動き出す回数が増えて来ている。まだまだ良くなっていくとは思うが、ある程度の手応えは感じている。開幕前に良い相手と試合が出来るチャンス。勝利に繋げられれば、良い形で開幕戦を迎えられる。ひとつひとつのプレーにこだわってプレーしたい。（栃木ＳＣの選手として初めてグリーンスタジアムでプレーするので）凄く楽しみにしている。」

■高木和正選手：
「今の自分達がどれだけ出来るのか試すには、Ｊ１チームと対戦するのは格好の機会だと思う。自分達の力を試したい。中村俊輔選手が出て来るのかは分からないが、昨年の天皇杯のマリノス戦には出られなかったので楽しみにしている。チームとして、これまでやってきたことがどれだけ出来るのかを確認したい。今季は新加入選手が多いので、どれだけ完成しているのかを確認したいと思う。個人的には得点に絡むプレーと、中盤の選手としてボールをさばく時に強弱をつけて、チームの勝利に貢献していきたい。取ったボールを大切にすることは今季ずっと言われて来たし、そこで最初の攻撃が決まるので、しっかりやっていきたい。相手はＪ１チームなので押し込まれる時間帯が増えると思うが、そこでボールを取りに行くのか、それともオーガナイズＤＦをするのか。状況に応じた判断をして、９０分終わった時に自分達が勝っていることをイメージしたい。押し込まれた時に失点しないことが大切だし、苦しい時には声を掛け合って守りたいと思う。結果にとらわれずに、プレシーズンマッチなのでＪ１を相手に自分達のやるべきことをやりたい。」