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【「北関東ダービー2011」J2第38節草津戦】試合後の監督・選手コメント

■松田浩監督:
「ダービーに、アウェイ最終戦にたくさんのファン・サポーターの皆さんが駆け付けてくれたので、どうしても勝ちたかった。ダービーでもあったし、順位を上げるためにもどうしても勝ちたかった試合だった。こういう結果になって残念だった。点差に関しては0-2からは0-3、0-4も同じというか、それよりも0-2から勝ちたい気持ちが強かった。0-2からの采配に関しては選手に不慣れなことをさせたので私の責任だと思うし、選手には申し訳なかった。前半のうちに、チャンスがあるうちに点が取れなかったことが大きかった。それに1点目の失点が隙を突かれたというか、ミスというか残念な失点だった。ホームチームを勢いに乗せてしまった。
1失点目は個人的なミスなので、チーム全体が緩くなったわけではなかった。後半にロッカールームを出る時も、残り45分集中しようと。前半はこっちにも向こうにもチャンスがあった。スリッピーなグラウンドだったので、ちょっとした隙でやられる危険性は孕んでいた。だから、とにかく1秒1秒全部集中する気持ちで、一瞬たりとも隙を見せずにプレーしようとピッチに入っていった。それでも、ああいったミスが出るのはチームとして力不足なのかなと思う。
今季の収穫は、昇格争いを長い期間できた経験だと思う。それが一番の収穫だった。実際、後半折り返してからも昇格圏内にいられた。怪我人が出てからは勝てなくなったので、選手層の厚さは課題になる。パウリーニョとロボがうちの一番の主力で、替えの利かない存在が怪我した時に、周りがどれだけ問題をシェアして解決できるかが重要で、主力の離脱を綻びにしないタフさがなかったなというのが課題だし、来年はそういうところを埋めていかないといけない。怪我人が出なければ昇格できたかどうかは分からないが、最後まで昇格争いが出来たという手応えがあった。課題を克服せずには昇格できないということを突き付けられていると思う。
10位に終わったことは非常に残念だった。5位まで上がれる可能性が懸った中で、今日勝てなかったのは残念だったが、その前の水戸とのタイトルが懸った試合で勝ったとか、先週はホーム最終戦で勝てたことは事実としてある。昨年と同じ順位だが、今年は1チーム増えているわけだし、去年は勝ち越していないが今年は勝ち越した。そういう捉え方もある。今日の結果だけではなく勝てない時期が長く続いたことが問題だったと思う。」

■水沼宏太選手:
「前半にチャンスがあったので、そこで決めきれていれば違う内容になった。後半の2失点は悔しいけど、その後の失点は攻めに行った結果だった。1失点は不運な感じがするが、運を引き寄せる力が後半戦には少しなかったのかなと思う。最後を勝って締めくくりたかったので残念だった。
今季は先制できない試合が続いた中で、それをひっくり返す力が必要だった。今日は後半戦を象徴する試合だった。守備に関してはそれほど悪い時間はなかったし、ブロックも作れていた。だから、前半のチャンスを決めていれば、リーグ前半戦のように勝てたと思う。ゴールが取れない時には攻めの種類を増やせれば、厚みのある攻撃が出来たと思う。それが出来なかったのが、リーグ戦後半の悪いところだった。
1シーズン通して試合に出たのは自分自身初めてだった。その中で昇格争いが出来たのは、自分の中でいい経験になった。最後は笑って終われたら良かったけど。1シーズン試合に出続けて、最後の方にゴールに絡めなかった課題とかはあるが、今季はだいぶ成長できたので来季に繋げていきたいと思う。
サポーターはホームでいつも最高の雰囲気を作ってくれた。勝てない時期にもいつも駆け付けてくれたサポーターの皆さんがいた。その恩返しにJ1昇格が出来れば良かったけど、残念ながらこんな結果になってしまった。栃木サポーターの温かさを感じられた1年間だったし、栃木県が一体になって戦えたシーズンだったと思う。」

■鈴木智幸選手:
「相手が出てくる中で、前半は良い守備から良い攻撃ができた。DFは切れずに無失点に抑えられた。ただ、後半の入りにパスが繋げて行けるな、と思った時にミスをして失点した。取られ方が悪かった。前半の雰囲気のままでいけると思い、後半に入ってしまった。相手も気を引き締めて後半に入ってくる。気持ちの部分で緩みが出てしまった。失点うんぬんよりも、後半の入り方が大事なので反省しないといけない。
前半も古林に前に出てこられていたが、しっかり守れていた。後半は簡単にクロスを上げられてしまったし、振り切られてクロスを上げられてしまった。2失点目も古林にえぐられてからやられた。
最終戦がダービーだったので勝って帰りたかった。サポーターは寒い中、応援に来てくれたので申し訳ない気持ちで一杯。10位という順位は勝ち切れない試合が多かったからだと思うし、後悔はある。来年は昇格争いのプレッシャーの中で、しっかり戦う必要がある。今年は夏場以降に順位を落としたので、来年は年始から昇格戦線に加われるように一からやりたい。自分は今まで負けを知らなかったけど、負ける試合もある。負けた試合から得ることは多い。今日の試合も感じることがあった。来季の始動日はポジション争いも横一線なので、しっかりアピールしたい。」

■リカルド・ロボ選手:
「前半は結構、堅い感じで試合が進んだ。お互いにチャンスがあった。後半は相手にやられた部分があり、うちは選手が一人足りなくなり難しくなった。自分が得点して勝って良い形で終わりたかったけど、なかなか自分達の思うように、自分のイメージ通りにいかなかった。
もっと今季は良い形で終われたと思う。最初は良い形で進んだが、途中から失速してしまった。自分のゴールも昨年より減ってしまった。もっともっと良い状況になれたと思う。結果を見ての通り、途中でパウリーニョが抜けてからチームが調子を落としたのは明らか。来年1年間パウリーニョが栃木のためにプレーできるように祈っている。来季はチームがJ1に上がれたら良いなと思う。」

■大久保裕樹選手:
「GKと接触してからは歩くのもきつかった。今日は最後だし強い気持ちを持って戦ったが、前半に1点取れなかったことが響いた。逆に1点取れれば、こっちの流れになったけど、ちょっとした隙を与えてしまった。2点取られて攻撃的なシステムに代わり1点を取りに行ったが、自分が無理に飛び込み怪我をしてチームに迷惑を掛けた。申し訳なかった。今季は昨年と同じ順位だけど、全てが無駄だったわけではない。来季に繋げないといけない。」

■高木和正選手:
「悔しい終わり方だった。たくさんのサポーターが来てくれたのに、その前で情けない試合をしてしまった。去年と同じ順位に関して自分達の中では意味合いが違うと思っているけど、この世界は結果がすべてなので言い訳になる。来季は昇格しないと、この1年が無駄になってしまう。」

■崔根植選手:
「最終戦に勝てなくて残念だった。0-2という状況で1点を取りに行ったが難しかった。最初はトップ下で入り、途中から3トップの一角に入った。4失点は悔しい。ユニホームをスタンドに投げたのは、自分の感謝の気持ち。サポーターには2年半、応援をいただき感謝している。ありがとうございました。今後も栃木を応援してください。今後の去就は決まっていないが、日本でプレーしたいと思う。」
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