■松田浩監督：
「パウリーニョが戻ってきたことで雰囲気が明るくなったと言われるが、鳥取に勝ったことが雰囲気を良くしていると思う。水曜日の紅白戦では『大勝後の気の緩みが出ているのではないか』と選手には話した。徳島戦に臨むにあたり、気の緩みには警戒しないといけない。
徳島は累積警告で３人が出場できないが、そのことで徳島への対策が変わることはない。柿谷のポジションには衛藤と島田がいる。ＤＦの島村も試合に絡んでいた。センターバックが誰になるのかはサブメンバーのコンディションが分からないのでなんとも言えないが、ＤＦラインが４枚であることは変わりないと思う。
我々にも昇格のチャンスがあるわけで、徳島戦を取ると色々なことが起きて来ると思う。実際、前節の徳島と愛媛の試合では何が起こるか分からない雰囲気があった。我々も目に見えない流れを利用すべきだと思う。（徳島は昇格圏内にいるが）上位いじめというほど自分達を下に見る必要はない。」

■崔根植選手：
「鳥取戦は大量得点も取れたし、全てが上手く行った。ただ、鳥取戦はもう終わったことなので、次の徳島戦に向けていい準備をしていかなければならない。鳥取に快勝したが、内容的には１００％だったとは言い切れない。ディテールが足りなかったと思うので、その部分をしっかり準備して試合で出して行きたい。
徳島は栃木よりも順位で上にいるチームであることは間違いない。そこはリスペクトしなければならないが、栃木よりもレベルが上だとは思わない。グラウンドに立った時には順位は関係なくなる。前回４－０で勝った時のように自分達のサッカーをピッチで表現したい。相手が昇格圏にいることは特に意識していない。」

■大久保裕樹選手：
「鳥取戦では先制点を取り、その後の危ないシーンをチームとして凌ぎ、追加点が奪えたので良かったと思う。１試合を通してピンチは必ずある。そこを皆でどう凌げるかがポイントになる。鳥取戦では精神的な余裕があったことでピンチを凌げたと思っている。（大量得点すると）どこかでミスをして失点することがあるが、失点せずに終われたことは収穫だった。
徳島は相当モチベーションが高いと思うが、うちもホームなので負けられない。昇格の可能性がまだ残されているので、受け身にならずにアグレッシブに戦っていきたい。どの試合でもセットプレーは大事なポイントになると思うが、しっかりゾーンを作ってアタックに行ければ失点はしないと思う。徳島は昇格するために大事に戦おうという心理が働くと思うので、うちはいい意味で開き直って戦えればいい。相手がプレッシャーを感じているならば、そこを突いて行きたい。」

■赤井秀行選手：
「悪い時間帯があっても鳥取戦のように凌ぎ切れるようにしたいし、失点に近いようなシーンをなるべく減らせるようにしたい。次の徳島戦も鳥取戦と同じメンタルで臨めれば、またいい流れで試合ができる。快勝に浮かれてはいけないが、自信を持つことは大切だと思う。攻撃陣が鳥取戦ではゴールを決めてくれたし、２点、３点と追加点を取れたことは今回の徳島戦に繋がると思う。
徳島は２トップが裏に走って来るので、２トップのケアをセンターバックとしっかりやりたい。セットプレーでは高さで勝てなくても、体をぶつけるなどして自由にやらせなければ大きな問題は起きないと思う。相手の置かれている状況は、あまり気にならない。自分達も勝点３が必要なので、徳島には絶対に勝ちたいという思いが強い。」