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【ALSOK北関東綜合警備保障スペシャルマッチ J2第32節ジェフユナイテッド千葉戦 さくら市民デー】試合に向けた監督・選手コメント

■松田浩監督:
「熊本戦の前半は非常に良かった。全てにおいて主導権が握れていた。判断の速さ、切り替えの速さがあり、意思統一ができていた。ここ最近、目指していたアグレッシブさも出ていた。ツキもあったと思う。最後のFKのシーンや、CKからのクロスボールがポストに当たったシーンでは完全に集中力が切れていた。そう考えれば完璧な試合ではなかったが、これまでに比べれば良かった。個人のエゴを捨て、覚悟が決まり、『絶対に負けられない』、『チームとして勝たなければいけない』という思い、勝負への執着心が、いつもより強かったことが勝利の要因だったと思う。
前回の千葉戦もオーロイは居なかった。千葉はオーロイが居ない時にどう戦うのか。キャンプから準備できていなかったことで、いま上手くいっていないのかなと思う。オーロイの代わりを大島や久保が務めているが、オーロイが居る時のようにはいっていない。監督が交代したが、そのことでやり難さを特に感じることはない。サッカーが大幅に変わることもないと思う。2連敗して、その状況を打開する方法が監督交代しかなかったのかもしれない。監督交代で気持ちの面が変わることもあるが、オーロイが不在の時の戦い方が固まっていなければ自信にならずに、逆に混乱することもある。物事には常に両面がある。だから、監督が代わっても特別にやり難いとは思わない。
相手のことよりも、最低でも熊本戦のような戦い方ができるのか。自分達のことの方が大事になる。うちはパウリーニョ不在の、千葉はオーロイ不在の後遺症が出た。熊本戦はパウリーニョが居なくなってから初めてまとまりを感じた。まとまりがあれば、うちは本来1-0でも勝てるチームだし、1-0で勝てるゲームプランが立ちやすい自負がある。ただ、気持ちが伴わなければ、それも難しい。逆に0-1で負けてしまう。千葉戦も熊本戦で出た良い面を続けるだけだと思うし、それをやることがホームのファン・サポーターの皆さんへの責任であり、使命でもある。」

■渡部博文選手:
「熊本戦では後ろの選手同士で焦れずにプレーしようと話し合っていたので、焦れずにシュートブロックやセカンドボールを意識してできたことが無失点に抑えられた理由だと思っている。熊本はロングボールから長沢を起点に攻めて来ることが分かっていたので、そのセカンドボールを拾う準備はしておこうと確認したことで、皆の意思統一が図れた。うちのゴールシーンもロングボールだけど、セカンドボールを宏太が狙っていたから入ったゴールだった。流れの中からゴールしたわけではないが、形よりも結果が欲しかったので良かった。ただ、ピンチもあったし、内容には満足していない。
千葉は熊本よりは確実にボールを繋いでくる。ターゲットになるのは大島選手くらいなので、そこまでロングボールに頼るサッカーはしてこないのかなという印象ある。蹴ってくるボールに対しては、熊本戦と同様に焦れずにセカンドボールを狙っていければ良いと思う。もちろん、昇格は諦めていないけど、連敗した中で自分達が立て直すきっかけを作って行かないといけないので、昇格を見据えるよりも目の前の試合に集中して、良いサッカーをすることを第一に考えれば、それが先に繋がると思っている。」

■本橋卓巳選手:
「前からのプレスのバランスが悪くなると雰囲気が悪くなるので、前が体力的にきつくなったら後ろが我慢して、2トップとの距離感を考えながら、コンパクトさを保たないといけない。割り切るところは割り切って、ストレスがかからないようにプレーしたい。熊本戦では先制点を取れたことが大きく、気持ちを切らさずにプレーできた。例え0-0の展開でもワンチャンスを物にできるようにしていきたい。
相手云々よりも、セカンドボールを拾えればスムーズに攻撃ができるし、流れも掴める。特に僕はボランチなので、セカンドボールに関しては強く意識して行かないといけない。その意識は毎試合、強く持って臨んでいる。しっかり細かいところまでやり切るのが栃木の良い所だと思う。皆でサボらずにやり切って、その上で勝点3を取りたい。熊本戦は久々だったので疲れたが、周囲の人から見ればもっとできたと思われているかもしれない。自分の中で限界を作らずに、今まで怪我でチームに迷惑をかけて来たので、ここでその借りを返せるように100%出し切りたい。
(Jリーグ通算200試合出場に関しては)あまり意識していない。でも、今までお世話になったチーム、家族など全ての人に感謝の気持ちが強いので、これを機に試合にもっと出て、お世話になった人に頑張っている姿を見せられればいいと思う。前節アウェイで勝点3をしっかりと取れたので、今回のホームゲームでもファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいと思っている。」

■宇佐美宏和選手:
「熊本戦では僕が前に出ても、後ろのスペースにモツさん(本橋選手)が帰っていてくれた。モツさんが居たからボールにプレッシャーにいけたし、前に思い切って出られた。ナベ(渡部選手)ともモツさんとも良い関係ができていたと思う。
また深井さんとマッチアップできるのは楽しみ。深井さんのような選手とプレーしないと自分がどれだけ成長したのか分からない部分がある。深井さんは個人の能力が高いし、段々キレが増している。ただ、深井さんのことだけを考えていると他の部分が疎かになる。熊本戦のようにチームのために自分が何ができるのかを考えてプレーすれば、自然と深井さんや米倉選手に対しての対応もできて来ると思う。自分が抜かれてもナベとかがカバーしてくれるはず。チーム全体が助け合える試合が熊本戦ではできたので、それが続けられれば千葉戦もいい試合になると思う。誰が出てもうちのやり方は変わらない。自分達のやり方を貫き通せば問題ないと思っている。結果にこだわってやっていきたい。」
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