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株式会社栃木サッカークラブ 第15期決算概要について

この度、5月20(木)に株式会社栃木サッカークラブの第15回定時株主総会を開き、決算概要について報告され、承認されましたのでお知らせ致します。



1.第15期決算(令和2年2月1日から令和3年1月31日まで)


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(単位:百万円)



<事業・経営に関するご報告>


 第15期である2020年度の株式会社栃木サッカークラブは新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、全ての事業において厳しい一年となりました。明治安田生命J2リーグが令和2年2月23日(日)に開幕、第1節アウェイ長崎戦後にJリーグ初となるリーグ戦中断となり、クラブとしても年間計画の見直し、緊急事態宣言による自粛期間中、またその後のクラブ運営方針などを改めて定め、全員で共有するなど、この非常事態を乗り越えることに注力致しました。
リーグ戦が中断した自粛期間中は①新型コロナウイルスから個人防衛、組織防衛を行い、社会防衛に貢献する、②経済活動に貢献する為、そしてクラブ存続の為、知恵と工夫で事業を続ける、③日常が戻った時に最大限の力が発揮できるよう準備に努める、という方針を掲げトップチーム選手をはじめとするクラブ関係者全員が共有し、この状況に対応していくことの重要性を再確認しました。自粛期間明けの活動においても、クラブ内外問わず、安全と健康を最優先とし、政府、地域自治体、そしてJリーグが定める新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインへの理解、その実行に取り組んできております。


 売上高については新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、事業の大半の項目が減少いたしました。
まず広告料収入は既存のスポンサー様のご協力もあり、464,356千円(対前年比91.7%)となり、収入減を最小限に抑えることができました。対してスタジアムの集客数に影響される事業につきましては、チケット事業収入が68,505千円(対前年比60.6%)、グッズ収入が65,957千円(対前年比86.7%)と大きく減少し、結果、総売上高は854,611千円(対前年比87.6%)となりました。
 一方経費面では、徹底した経費見直しを行い、総費用は849,869千円(対前年比88.5%)と削減いたしました。チーム名称変更などの事業自体の凍結、スタッフ欠員分の採用中止など、支出をできるだけ最小限にし、クラブの営業成績となる営業損益は4,742千円の黒字となり、赤字から転換することができました。当期純利益につきましては、各種助成金、給付金等の支援もあり、18,464千円と黒字を達成することができました。新型コロナウイルス感染症拡大が続く中で、収入にあわせた柔軟なクラブ運営をする為に多くの方達からご協力を頂けたことがこのような結果に繋がったと思っております。


 今日、クラブが存続していることは多くのスポンサー企業の皆様、ホームタウン宇都宮市をはじめとする自治体の皆様、株主様、そしていつもクラブと共に戦ってくださるファン・サポーターの皆様からのご支援・ご協力があってのことと改めて認識し、深く感謝申し上げます。。更に苦しくなると予想される2021年度を乗り切る為にも、2020年度で得た経験を活かしてクラブフィロソフィー「KEEP MOVING FORWARD」を追求し、クラブ運営そして地域貢献に取り組んでいきたいと考えております。引き続き栃木サッカークラブをよろしくお願いいたします。



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