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【2009J2第32節:FC岐阜戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「なんとか我慢しながら先制して、久々の勝ち試合をやりたいなと思っていたが、PKで追い付かれてしまったことは非常に残念だった。最後まで勝ちに行こうとしたが、退場者が出てしまい不利な状況になってしまった。残り時間を考えて、どこかで点が欲しいという思いもあったが、このまま試合を終わらせることも必要かなという考えもあった。最終的には引き分けに終わったが、非常にスッキリしない感じだし、最後まで11対11で戦いたかった。
終盤にCKがあったが、ちょっとベンチと選手の意思疎通が上手くいかなかった。セットプレーは数的不利があまり関係のない状況。CKを取った時に、『よし、これで1点を狙えるな』と思ったが、選手が選択したのはショートコーナーで、結果的に時間を稼ぐようなプレーになってしまった。その時は、「えっ!?」と思ったが、彼らが負けたくないということを優先したのかなと思い、その意思を尊重した。もう1回、FKがあったが、そこもそういう形で終わらせるということを、チームとして選んでしまった。
サポーターの皆さんが最後に怒っていた気持ちは分かるが、今年はいろいろな経験をする年。こういう試合をアウェイで1-1の引き分けで終わらせる作業も簡単ではない。チームとしてのこの経験を財産としていくという意味で、それを選択したのは私ですから、責任は私が取らないといけない。ただし、これがいつかチームとして生きてくることを信じている。」

●向慎一選手:
「序盤はお互いに拮抗していたが、前半の終盤にはFKやCKからチャンスを作れた。前半を0で終われた感触はよかった。後半は辛抱強く試合を進め、先制点を取れた流れは良かった。ただ、先制点を取ってから失点をするまでの時間が早くて勿体なかった。こちらが主導権を握って試合を進められるはずだったが、リードする展開がここのところなく、観ている人には浮足立っていたように見えたかもしれない。先制点が取れたわけだから、リードした後の状況を想定して、相手が前に出てきたら自分達が前に行けばいいし、出てこないなら走らせるポゼッションが出来ればいいが、点を取られてからちょっとバタバタしたところはあった。でも、点を取られてから声を掛けて、カウンターからいいチャンスもあったので、そこの精度を上げれば点を取れたと思う。
アシストに関しては、あそこにボールがこぼれてくると思ったし、いい感じで出せた。モツさん(本橋)が追い越していくのが見えたし、いい感じでパスが出せた。パス、トラップ、シュートが良かったと思う。個人としてはもっとシュートを打ちたかったし、試合にも慣れてきたので、もっともっと点に絡んでいきたい。
今日は岐阜まで応援に来てくれた方には申し訳ないが、次のホームの横浜FC戦では絶対に勝ちたい。14試合も勝っていないので、絶対に勝って終わりたい。」

●本橋卓巳選手:
「前半は結構大味なゲームだった。我慢しないといけないと思った。その中で先制点が取れたのはよかったが、ゲームは得失点後にチャンスとピンチが来る。そこで踏ん張れないのはまだまだだと思う。
最後に続いたセットプレーのシーンは中の意思疎通ができていなかった。あそこはしっかりと気持ちを合わせる必要がある。次にこういうことがないようにする。どうしても今日は勝ちたかったし、きっかけを作りたかったので、悔しい。
ここ最近は先制点を取れていなかったので、自分が1点を取れたことは嬉しかった。」

●星大輔選手:
「裕樹(大久保)のアクシデントでの出場だったが、常に前半から何かあってもいけるようにスタッフから言われているので、心の準備が出来ていたので、コンディションも悪くなかったし、問題なかった。長い時間プレーしたが、攻撃的な選手なのに、シュートは1本だけだったし、効果的なクロスを上げられなかったのは悔しい。
最後のセットプレーは残り5分なかったし…一人少なかったし…最近は勝点が取れてもいなかったので、判断が難しかった。ピッチにいるみんなと僕とベンチのコミュニケーションが上手くいかなったところが正直ある。若(若林)が退場して高さがなくなったし、カウンターを受ける可能性もあるし、あそこでCKからボールを上げるのは難しかった。試合後のサポーターの気持ちも理解できるが、難しい状況だったことも分かって欲しい。」

●小針清允選手:
「序盤は相手の勢いが勝ったが、そこを凌いだことで自分達のペースに引き寄せ、いいゲームができたと思う。ヒデ(赤井)はセンターバックができるし、オカ(岡田)もサイドバックができる。裕樹(大久保)が急遽、抜けたことで動揺はなかった。先制するまで0でみんなでゲームを進めていこうと話し、結果的にPKで失点したが、失点後も動じることなくゲームを進められた。
最後は若(若林)がアンラッキーな形で退場して一人少なくなり、アウェイで1-1という状況を考えれば、上手く時間を使ったし、最後まで体を張って守り、最低限の結果は出せた。」

●米山篤志選手:
「裕樹(大久保)はこれまでパートナーを組んだ大事な選手。自分が怪我でいない時に裕樹は引っ張ってくれていた。いなくなったのは痛手だったが、それをチームでどう補うのか。代わりに入った赤井もしっかりしているし、困った感じはなかった。ただ、裕樹の怪我が長くかかりそうなので、離脱は痛い。
最後のセットプレーの局面は正直よく分からない。作戦のひとつとして問題ないとは思う。ただ、自分はセットプレーは点を取るチャンスだし、今日はチャンスだろうな、と感じていたのでペナルティエリアの中で待っていただけ。意思統一ができていなく、全体の噛み合わせが悪かったのかもしれない。
完璧ではないにしても、自分達でテンポよくボールを繋いでいって、相手を焦らせるという、勝つためのゲームプランを立てて、途中まで出来た部分もある。
自分達で勝つための流れを作りたいし、どうやって勝てるのかを考えて実践していく必要がある。なんとなくゲームをやらされている、こなしているのではなく、自分達で作り上げたものを見せていきたい。そういった部分に関してサポーターは物足りない部分があるのは否めない。けれど、連勝していくためにもがいている。結果が出てない時にサポーターが叱咤激励してくれるのは力になるし、サポーターの当然の権利だと思う。だから、今日よりもいいものを次に出して、納得してもらうしかないと思う。」
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