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【2009J2第30節:『北関東ダービー』ザスパ草津戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「岡山戦は負け試合ではなかった。ミスが多く、決して高いレベルの試合ではなかったが、前半の途中からだいぶ内容は良くなった。後半は点を取るだけの展開で、勝てるような試合展開だった。
最近はポゼッションの質も場面ごとに良くなっている。カウンタープレー、ダイレクトプレー、ポゼッションプレーのバランスを私は求めている。そして、状況に応じていかに効果的な方法を選べるか。チームが成長する方向性は悪くない。特にDFラインは落ち着いてボールを回せている。ポゼッションを放棄して、ボールを失うことがなくなってきている。
進歩している部分とゲームの結果は別のところで決まっている。そう言ったことを選手には伝えた。そのように考えないと、自分達の取り組んでいることに対して懐疑的になってしまう。それが一番いけないこと。複雑に考えるとおかしくなるので、点を取らないと勝てないとシンプルに考えることが重要になる。また、今のリズムや流れが大敵で、これはなかなか変わらないなと思う。だが、取り組んでいることを続けることが重要で、そこで『止めた』という気持ちになったら、勝てるものも勝てなくなる。毎回努力を続け、その中でツキなどの力もいるが、どこかでくるターニングポイントを待つ。引き分けた湘南や甲府戦は逆転勝ちの可能性もあっただけにターニングポイントになりかけた。内容よりも結果が最良の薬で、強いチームに勝つことがきっかけになる。そのためにも、毎日自分達を信じて流れが変わるタイミングを信じてハードワークを続けるしかない。今回の草津とのダービーがいいきっかけになれば、ターニングポイントになればいい。」

●鴨志田誉選手:
「岡山戦は決められるチャンスが失点前にたくさんあったが、決められなかったツケが最後に回ってきてしまった。最初の5分間は多少強引にでも相手のCKフラッグ目掛けてボールを蹴り、押し込もうと話していた。セットプレーになったシーンも相手のロングボールの処理の判断を誤り、ファウルをしてしまった。チームの決まりごとをしっかりやらなかったツケがFKに繋がった。そのために相手の流れが良くなり、押し込めなかった。セカンドボールを拾えれば拾えるほど相手のチャンスはなくなり、うちのチャンスが多くなる。中盤だけでなく、みんなが予測できればDF陣への負担も減り、いいサッカーができると思う。
ここ最近、失点していることには責任を感じているし、中盤でフリーにして裏にボールを出されているので予測をきかせて、パスコースを限定するなどDFラインを楽にさせてあげなければいけない。しっかりとみんなで声をかけてハードワークして、草津をゼロに抑えたい。草津戦はホームでのダービー。前回の水戸とのダービーでは負けているし、ダービーは絶対に勝たないといけない。難い試合でも粘って、先ずはゼロにしっかりと抑え、チャンスを確実に決める、うちの理想的な試合ができればいい。」


●向慎一選手:
「岡山戦はアウェイだったが、立ち上がりに相手のミスに助けられ、失点せずにチャンスも作れていた。後半は失点するまでビックチャンスもあった。そこで決められるか決められないかが勝負を左右している。後はしっかりと守ってくれているので、自分も含めて前の選手が貪欲にゴールを決めるところでしっかりと決められれば結果は出ると思う。チームとしてベースの部分はブレズにやれているので、攻撃面でフィニッシュの回数を増やす。シュートやクロスの絶対数が増えれば、決まる確率も上がる。そういう部分の精度も上げていきたい。
草津は前線に都倉選手がいて、そこが起点になる。都倉選手のところでやられてないように、守備は集中したい。また、中盤はボールを動かしてくる。高い守備意識をもたなければいけないし、奪ってからカウンターに繋げられたらチャンスが出来る。草津は前回ホームで負けているから必死になってくる。気持ちで負けないようにしないといけない。気持ちの部分で絶対に負けてはいけない。
個人としては結果が出ていない分だけ、もっといいプレーだけではなく、アシストやゴールなど勝ちに結び付くプレーを意識してやっていきたい。シンプルに効果的なプレーも大切だが、勝利に結び付ける意識でプレーすれば結果は付いてくると思う。出場機会があれば積極的にやっていきたい。」

●大久保裕樹選手:
「ずっと勝てていなかったので岡山戦は勝ちたかったが、我慢できずにミスから失点をして負けてしまった。ここ最近の失点は最終ラインだけの責任ではないと思う。でも、基本に忠実にやることを徹底してやらないといけない。安易な形での失点が多いので、そういった失点をなくしていかないと勝ちゲームは作れない。そのへんはもっと意識してやらないといけないと思う。また、決めるべきところで決められるチャンスを決めていない。それはチーム全体としてのリズムがよくないからだと思う。決定機を作るところまでは行けていたり、チームとして積み上げているものもあるが、現状を真摯に受け止めて出来ていない部分や課題もたくさんあるので、そういうところをクリアしていかないといいリズムは生まれない。
草津はうちと似ていてハードワークをする。個人で負けないのは当然のこととして、基本に忠実にそれぞれがやるべきことをしっかりとやることを徹底してゲームに入りたい。都倉選手は怪我明けでもすぐに得点をしていたし、能力は凄く高いのでチームとして注意したい選手のひとり。
不甲斐ない試合が続いているがグリスタだけでなく、岡山にもたくさんのサポーターが駆け付けてくれた。それだけ期待をしてもらっているので、その期待に応えられるように草津戦は必死になって戦いたい。」
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