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【2009J2第29節:ファジアーノ岡山戦】試合に向けた監督コメント

●松田浩監督:
「東京ヴェルディとは力の差があった。ただし、寄ってたかって『攻守に頑張ろう』と選手には言ったが、相手の調子がよくてディシプリンを発揮して戦った場面が多く、守備意識も高かったことで簡単ではなかった。大黒と土屋、それにレアンドロがいたか・いないかの差もあったと思う。個の力を組織で封じ込めようとしたが、最後は個の力で決められてしまったし、個の力で止められた。その象徴が大黒と土屋だったと思う。
こちらが失点をし、相手が引いたから自分達のサッカーができたわけで、そういうふうになるのがサッカーだと思う。『頭から行け』という意見もあるが、相手が引いているから相対的にできるわけで、そんなに簡単なことではない。無理をして前に行けばボコボコ点を取られてしまう。もちろん『頭から先手を取れ』と言ったが、そうはならなかった。
岡山は鳥栖戦ではポゼッションをしていたし、愛媛戦はロングボール主体だった。とにかくメンバーもやり方も固まっていない印象がある。ただ、そんなことを言える立場に自分達はいない。今の成績では『勝てる』なんてことは絶対に言えない。この前の福岡戦も福岡の調子が悪かったにもかかわらず、かつ前半も押し込んでいたのに勝てなかった。一方で湘南や甲府と引き分けたように、絶対に負ける相手もいない。岡山には大黒がいないということになれば勝てる確率は高くなるだろうが、それを本当にものにするかどうかは自分達次第だ。一般的に勝つ確率は上位より下位に対して戦力を考えれば高いが、確率通りにものにできるかはやはり自分達次第ということになると思う。」
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