【2009J2第28節:東京ヴェルディ戦】試合後の監督・選手コメント
「完全な力負けの試合。選手一人ひとりの心意気が違った。それでもチームとして組織的に戦えれば勝算はあった試合だ。だがミスから点を奪われてしまっては厳しい試合になる。1失点目は相手のパスの出所をフリーにしているにも関わらずラインを下げなかった。自分たちのミスからの失点だ。相手が大黒なのにミスをしたらやられてしまう。C大阪戦の乾のゴールと同じ。集中力が欠けた失点だ。2失点目も折り返しに対して誰も反応していない。それがディシプリンの欠如。0-2になって相手が引いたのかどうかわからないが、ポゼッションができたことは良かったと思う。試合全体として前線からボールを奪うことにトライしてくれた。その結果として3点目のゴールを奪われてしまったわけだが、自分たちがボールを奪ってからカウンターもあったし、逆に相手にもあった。結果として3点を奪われたのは、前線に大黒がいたかどうかの違いだ。ディフェンス組織は悪くなかっただけに、ディシプリンと集中力の欠如が試合を分けた。」
●入江利和選手:
「前半から相手との1対1で優位に立てていたので、相手のゴールライン深くまでえぐれるだろうと思っていた。後半は相手を交わしてクロスを上げる意識を高く持ってプレーしたが少し精度が低かった。しっかりとした守備から良い形でボールを奪い、精度の高いクロスを上げるのは自分たちの形だが、今日は少しスリッピーなグラウンド状態だったので、低いクロスは難しいボールになってしまった。攻撃の形はいいが、ゴールになっていない。何としても結果を出したい。」
●岡田佑樹選手:
「(Jリーグ通算100試合出場は)一つの目標だった。それを達成できたことは素直に嬉しい。いつも攻撃の形は出来ているしチャンスもある。そこで決めていれば、という場面が多くて、結果が出ていないのはすごく残念だ。左サイドのクロスに対して、FWがニアに抜けるなど、自分がゴール前まで顔を出す形で決定機も作れた。あそこはしっかりと決めれるようにしたい。(右サイドの高い位置でプレーする試合を重ねているが)まず第一にしっかりとした守備をすることがチームとしての基本だし、監督にも徹底して言われている。いい形でボールを奪って、その中で攻撃に繋ぐプレーを意識している。」
●向慎一選手:
「負けるつもりでやっていないし、全力でやっているが、強い相手に自分たちのミスでやられている。相手が強いと、相手のミスに助けられる事は少ない。まず自分たちのミスを減らすことが気構えとして必要になってくると思う。ここ数試合、自分はゴールに近い位置でプレーしている。だからチャンスは決める責任があると思っている。(前半にシュートがポストを叩く場面があった)ああいうチャンスを決めないと、自分のポジションはないと思ってプレーしている。」
●石舘靖樹選手:
「完全な負け。完敗だと思う。個人の能力の差があったし、チームとしても相手が上だった。自分たちのサッカーは間違っていないけれど、もっと努力しないといけない。負け試合で気付くことは多いが、それはみんな分かっていると思う。どんな相手でもやれない事はないが、最後の精度の差はある。ラストパスやシュートの精度を上げないといけない。これだけ多くのサポーターに集まってもらっても、勝利を挙げられず、迷惑をかけてしまっているけど、これからも全力でプレーするので応援してほしい。」
●米山篤志選手:
「立ち上がりから何となく相手が主導権を握る感じになった。何となくずっと押し込まれている感じ。立ち上がりの主導権の取り方に問題があったと思う。劣勢の時間帯が最初に出来てしまった。選手はみんなよくボールを繋ごうとしている。1ステップ上がろうと必死になっている。その中での技術的なミスは仕方がないところ。(0-2から久しぶりにボランチに入ったが)自分の動きが足りなかったのか、あまりボールが回ってこなかったのは残念だ。」