2014.05.08

試合情報

重松健太郎選手スペシャルインタビュー(前篇)

5/3コンサドーレ札幌戦。詰めかけた5,775人の観衆の前で魅せつけたスーパーゴール。右足から繰り出された無回転シュートが相手ゴールに突き刺さった瞬間、目前で起きた衝撃的かつ刺激的な光景に、居合わせた誰しもが驚愕し、爆発する熱気と興奮がスタジアムのボルテージを最高潮に押し上げた。
重松健太郎という若き「才能」。飽くなき向上心でさらなる飛躍を誓うこの男に今の想いを聞いた。(取材日時:5/4)

―――初先発を飾った愛媛戦(4/29)及び初ゴールを挙げた札幌戦(5/3)を振り返って、率直な感想は。

「スタメンで出る以上、勝点3がとにかく欲しかったし、連戦で苦しい状態の中で勝って終われたということ、連勝できたということは、チームにとっても自分自身にとっても自信になったと思う。ただ、課題は沢山あるし、突き詰めてやっていく必要がある。得点に絡めているということは、自分の中では調子が戻ってきている証拠だと思っているが、出来ること、やらなければいけないことがまだまだ沢山ある。もっと自分の力を発揮していけると思っている。」


―――札幌戦で決めたスーパーシュートについて。

「無回転シュートはユース時代から蹴れていたので、自分の武器になると思ってずっと練習してきて、やっと入ったというのが率直な感想。ただ、その後皆が頑張ってくれて、失点しないでゲームを終えられたということが一番良かった。皆が無失点で終わらせようと頑張ってくれたおかげで自分の得点に意味がもたらされたのだと思っているし、チームの皆には本当に感謝している。
自分の武器はゴールに向かう姿勢と、運動量だと思っている。守備も怠らず、前から積極的に圧力を掛けて行くことで、流れを自分達で引き寄せて行くことが求められていると思うし、且つゴールに向かって自分で仕掛けて行く姿勢を全面に出して、無理な態勢でもシュートを叩き込むといったプレーは自分の得意とするところでもあるので、是非注目してもらいたい。」


―――怪我等でシーズン序盤に出遅れてしまったが、その当時の素直な思いは。

「移籍してきて、今年こそという想いが強かった中で、風邪や怪我で出遅れて、正直ヤバいとしか思っていなかった。監督やスタッフ、チームメイトからも焦らなくて良いと声を掛けてもらったけど、嬉しい反面、正直心の中の焦りは完全に消えてはくれなかった。ただ、こうした経験はこれまで何度も味わってきたし、もう一度自分自身を見つめ直せるチャンスだと捉え、慌てずリハビリに励もうと心掛けた。一番あってはいけないことは再発してまた離脱することだと思うし、それは復帰したら無しにしようと意識していた。無理せず出来ることはやって、負担をかけ過ぎず、且つ楽をし過ぎずというバランスをしっかり意識してやって来た。やっとスタメンで出場出来た試合の相手が去年在籍した愛媛だったということもあり、沢山の人達に声を掛けて貰ったし、試合後も多くの人達から連絡を貰った。古巣相手ということはあまり意識しないようにしていたけど、そうした人達からの声は本当にありがたいものだったし、これで満足せずに続けて行かなければならないと思わせてくれた。次の札幌戦も、自分のゴールで勝利に貢献できたことは素直に嬉しく思うが、これで満足したらそれまでの選手なので、満足せずもっと上を目指してやっていきたいと改めて思う。」


―――怪我と向き合う日々は何を教えてくれたか。

「悔しい気持ちも当然あったが、もっとやる事があったのではないかと、自分自身を見つめ直す機会になっていた。ユース時代には骨折したこともあるし、プロになってからは筋肉系の怪我が多くて、手術をしたこともある。そういった時に人から「大丈夫だ」と言って励まして貰えることは嬉しいことだけど、正直言えば焦りや不安だけではない様々な感情が入り交る葛藤がある。けれども、その苦しみが復帰した時の一番の力にもなる。何も身体に痛みが無く、全力を出してプレー出来ることは、良いリズムで生活出来ていることを実感させてくれるし、尚且つ調子が良いと結果が出せて、チームも勢い付いて行く。そうした当たり前に送れている生活のありがたさに気が付けることも、意味のあることだと思う。怪我で苦しむ期間は無い方が良いに決まっているけれど、例えあったとしても、それは自分に与えられた使命というか、そういう経験を経て今の自分がいると思っている。これが僕の人生であり、この経験を後悔するか、逆に良かったと捉えるかは自分次第。そこは前向きに捉えるように意識している。」

※この続きは5/11(日)ファジアーノ岡山戦のMDPに掲載致します。

「開局15周年とちテレT.S.☆LAB!!スペシャルマッチ」2014J2第13節vsファジアーノ岡山
◆試合情報はこちら ⇒ http://www.tochigisc.jp/photo/article/00004510.html