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【静岡キャンプ7日目】トレーニングマッチ終了後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「思った以上に選手達が新しいサッカーに積極的に取り組んでくれている。戦術の浸透具合も順調なのではないだろうか。まだまだオートマティックになっているとは言い切れない部分があるし、各選手がもうひとつのポジションを探るところまで至っていない。1ヶ月後に開幕が迫っているが、そういうことは実戦の中でもずっと続くことなのではないかと思う。選手間の競争もそうだと思う。今日の時点で先発とそうではない選手に分かれているが、まだまだいくらでも変わる余地がある。変わるくらいの競争が必要だと思う。今後は戦術を理解しながら個人の能力アップを図りたい。チームのやり方の中で自分をどう活かせるか。個々が考えながら改善していって欲しい。
今日の試合では劣勢に立たされる時間帯があった。相手が甲府ということもあり、特に立ち上がりは慌てさせられた。なんとか耐えながらやられてはいけないところだけをしのいで勝機を掴む、リズムを持ってくる、ペースを握ることを強い気持ちでやってくれた。昨日はメンタル面で弱い部分が出てしまい負けてしまった。今日は教訓を生かして90分プレーしてくれたと思う。
甲府は今季初のトレーニングマッチだったこともあり、試合の感覚がなく、決定力不足に助けられた部分はある。我々は失うものがないし、自分達の現在の力を測るために思いっきりいこう、とゲーム前に話しをした。得点機がなかったわけではないし、途中からは相手の勢いを止めることができて、がっぷり四つに組みながらゲームを進めることができたのは収穫だった。守備面では皆が枠の中に同じ絵を描くことができた。ただ、修正しなければいけない細かな部分はある。例えば奪った後のボールをどう繋ぐのか。そのあたりの精度を高め、あとは攻撃面で個人がパワーアップする。
攻撃のコンセプト自体は伝えてあるが、具体的なトレーニングはやっていない。いい守備からのいいカウンターは常套手段。手数を掛けずに相手の守備が整わないうちに攻めることは、チャンスがあれば絶対にやらなければならない。カウンタープレーのトレーニングは平出で1回しか入れていない。おとりの動き、スペースを空けて3人目を使うスピーディでスムーズなカウンターのトレーニングを積む必要がある。ポゼッションの局面、セットプレーの局面にも時間を掛けなければいけないと思う。」

●佐藤悠介選手:
「監督の目指すサッカーを理解して、いい感じに仕上がっていると思う。点を取ることが課題。守備はオーガナイズされ、監督が言っているディシプリンがあり、凄くいい。ただ、集団でボールを取ったあとのパスでミスが起きている。あとは、いかに高い位置でボールを奪えるかが課題だと思う。
どこのチームでもそうですが、目的はチームになること。集団で生活をしているので話す機会がある。新しい監督が来て、新しいメンバーが入ったのでコミュニケーションを取りたい。個人的には昨年はここまで動けていなかった。いい状態なので、開幕が凄く楽しみ。2本目は1.5列目で自由に、楽しくプレーすることができた。」

●大久保裕樹選手:
「凄く良くコミュニケーションが取れているし、監督の意図や考えていることが浸透してきている。トレーニングの成果が上がってきていると思う。細かい部分ではセットプレーの守備、ポジションの取り方を詰めていかなければならない。フィジカルを上げることは長いシーズンを戦う上では重要だと思う。戦える自信はあるが確信には至っていないので、手探りの部分にチャレンジしていきたい。」

●河原和寿選手:
「キャンプでのトレーニグマッチ3試合を終えて、段々と体力、技術、コンディションが上がってきている。まだまだコミュニケーションの部分は足りないと感じている。そこは良くなればなるほどいいと思う。自分を出し惜しみせずに、チームメイトとコミュニケーションを取ることを意識したい。
自分のタイミングで走ってもボールが出てこないのは、自分の中での課題。監督にも言われたが、僕がチームに合わせる。自分を出すことも大切だが、自分がチームの流れ、考え方に合わせていく。そのあたりはトレーニングをしていくうちにどんどん良くなっていくと思う。ボールが出ないからといって止めるのではなく、やり続けることでタイミングを掴んでいきたい。言葉を掛け合うことや、続けることが大事だと思う。マイナスに考えないでいいイメージを持ちたい。チームとしてはゲームでも特別多く失点をしていないし、得点は少ないが形を作りながら点は取れている。キャンプの成果は出ているが、質の部分は上げていかなければいけないと思う。
今日のゲームでは守備の部分では粘り強く守り、ゴールを割られずに戦えた。あとは分厚い攻撃ができればいい。一人で抜け出して孤立する場面が多く、セカンドボールを拾えていないことが多い。中盤でタメができればゴールに近付くプレーができるのではないかと思う。
また、このキャンプではシュートをふかす癖がでていた。ゲームを3試合やってきて今日の一本しか打っていないが、いい感触でシュートはできた。周りが動いてスペースを作り、自分がスペースを使うことでシュートまで持っていけた。シュートまではスムーズにいけたので、なんとか枠にボールを飛ばしたいと思う。
正直なところ筋肉痛などはあるが、こういう時期にしか追い込みはできない。J1と違い、J2は51試合と試合数が多い。今は体を追い込む時期だと思うので、嫌がらずに試合をイメージして楽しみながらトレーニングができればいいと思う。」

以上
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