2013.01.24

トップチーム

【2013シーズン新加入選手紹介】西岡大輝選手

2013シーズン新春特別企画として、新加入選手をファン・サポーターの皆様にご紹介致します。新たに栃木SCへ加入する頼もしい選手たちの今季に懸ける意気込みは必見!


4回目は、サンフレッチェ広島から期限付き移籍で加入した西岡大輝選手。

■試合後にはピッチに倒れ込むくらいまで自分を追い込みたい

 ピッチの内側と外側を区切るタッチラインの幅は、わずか数cmしかない。そこを軽々と飛び越える者もいれば、思うに任せずもがき苦しむ者もいる。福岡教育大学から広島に加入してからの2年間、西岡大輝は後者だった。いまだ公式戦のピッチに足を踏み入れたことはない。

 プロ3年目、焦りがないと言えば嘘になる。新天地で迎える今季、並々ならぬ覚悟を持って挑むつもりだ。「克己」。募る初出場への思いを、漢字二文字に込めた西岡。その思いをこう語る。

「試合後にはピッチに倒れ込むくらいまで自分を奮い立たせたいし、それくらい追い込んでやりたい。」

 どれだけ貪欲になれるか、どれだけ本気になれるか。ポジション争いの前に、まずは己に打ち克つ必要がある。快く送り出してくれた広島、早い段階でオファーをくれた栃木。両チームの恩に報いるためにも、「粉骨砕身」の思いを忘れることなく、渇望して止まない定位置の確保を狙う。

■ポジションは用意されているものではなく、奪い取るもの

 広島に身を置いた2年間で学んだのは、「ボールを大事にすることの大切さ」。大学まではボランチだっただけにビルドアップ能力には自信がある。高い攻撃意識が求められる広島では持ち味に磨きをかけると同時に、ドリブルやパスの重要性を認識したことで、「足元のあるセンターバック」が西岡の中での理想像になった。攻撃的なスタイルへの移行を図っている今の栃木にマッチした人材だと言える。また、対人プレーにも強く、「ゴールもばっちり狙いたい」と言う一方で、「どうしても失点は抑えないといけない。(1試合平均失点)0点台を目指したい」と守備意識も高い。

 高いポテンシャルを秘めた有望株だが、ポジションが確約されているわけではない。同じポジションには高校時代の盟友・當間建文もいる。DFラインを組む可能性もあれば、時にはライバルになることもある。

「ポジションは用意されているものではなく、奪い取るものだと思う。いい意味でお互いを高め合えれば、自ずと昇格が見えてくる」

 切磋琢磨は大歓迎だ。「(監督の)言っていることは理解しているので、あとは体に染み込ませるだけ」とゾーンディフェンスにも違和感はない。あとは、自分次第だ。飛躍のきっかけを掴み、一昨年の渡部博文(柏)のようなブレイクに期待がかかる。