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【2012新春特別企画:新加入選手インタビュー】ジャイロ選手<前編>

2012新春特別企画として、新加入選手紹介インタビューを掲載いたします。2012シーズン新たに栃木SCへ加入する頼もしい選手たちを、ファン・サポーターの皆様により深く知って頂くために、インタビュー記事(前編・後編の2部構成)にて更新していきます。


第17回目は、メトロポリターノ(ブラジル)から期限付き移籍で加入したジャイロ選手<前編>です。
193センチの恵まれた体格は、それだけでひとつの才能だ。前線にいるだけで相手は常に警戒しなければいけないのだから。ストロングポイントは、言うまでもなく長身を利したヘディング。サイドの選手層が厚くなった今季、クロスからのゴールに期待が持てる。元々はボランチでプレーしていただけに、大柄だが足元のプレーも雑ではない。「難しい目標を課すことが多い」と言うように、今季の目標は「得点王」。ゴールを量産することがJ1昇格には不可欠であり、最大の貢献だと分かっている。アイドルは「ロナウド(元ブラジル代表)」。松田監督は「アデバヨール(トッテナム・ ホットスパー)に似ている」と評価するが、本人は悪童と名高い「バロテッリ(マンチェスター・シティ)」を挙げる。もちろん真似するのはプレースタイルのみ。クラブ史上最長のストライカーは驚異の身体能力を武器にピッチで暴れ回り、強烈なインパクトを残す。
193センチの恵まれた体格は、それだけでひとつの才能だ。前線にいるだけで相手は常に警戒しなければいけないのだから。ストロングポイントは、言うまでもなく長身を利したヘディング。サイドの選手層が厚くなった今季、クロスからのゴールに期待が持てる。元々はボランチでプレーしていただけに、大柄だが足元のプレーも雑ではない。「難しい目標を課すことが多い」と言うように、今季の目標は「得点王」。ゴールを量産することがJ1昇格には不可欠であり、最大の貢献だと分かっている。アイドルは「ロナウド(元ブラジル代表)」。松田監督は「アデバヨール(トッテナム・ ホットスパー)に似ている」と評価するが、本人は悪童と名高い「バロテッリ(マンチェスター・シティ)」を挙げる。もちろん真似するのはプレースタイルのみ。クラブ史上最長のストライカーは驚異の身体能力を武器にピッチで暴れ回り、強烈なインパクトを残す。
Q:地球の裏側に来ることを決断するのは簡単ではなかったと思います。来日を決断することになった決め手は?
「日本サッカーと日本人選手の質の高さは世界的にも知られていますし、自分もそれを知っていました。来日が自分のサッカー人生でプラスになると考え、移籍を決断しました。」

Q:ご両親は寂しがっているのでは?
「そうですね。自分は3兄弟の末っ子なので特に寂しい思いをしていると思います。ただ、僕のサッカー人生のためにはプラスになると考えているので、嬉しく思ってくれています。」

Q:日本とJリーグに対する具体的なイメージは持っていましたか?
「速いサッカーをするなという印象を持っていました。」

Q:チームが始動してからフィジカルトレーニングを中心に体を作っています。時差ボケもあるし、ちょっと疲れが出ているのでは?
「そうでもないですよ(笑)。大丈夫!」

Q:1000m走はかなり体に負荷がかかってきつそうですが、走っている途中にパウリーニョ選手に話し掛けるシーンも見られました。
「小さい頃からトレーニングのようなペースで走ることには慣れていますからね。それほどきつくはないですよ。」

Q:日本と栃木SCにフィットする上で、同郷のサビア選手とパウリーニョ選手がいることは大きいと思います。
「素晴らしい人達ですよね。日本に来て知り合ったばかりですけど。サッカー選手としても素晴らしいですね。彼らは僕を助けてくれる仲間です。僕が分からない言葉を、例えば『フリック』、『スルー』などのサッカー用語を教えてくれます。日本で生活する上で基本的なことも教えてくれますし、凄く助かっています。」

Q:覚えた日本語を披露してください。
「(日本語で)『はじめまして』、『美味しい』、『名前はジャイロです』、『おはようございます』、『こんにちは』、『ごめんなさい』。少しずつ覚えているところです。」

Q:トレーニングの合間に松田監督とポルトガル語で話す場面も目にします。監督がポルトガル語を話せるのも心強いのでは?
「そうですね。トレーニングする上で助けになっています。監督は日本に適応するためにどうすればいいのかを教えてくれます。自分はブラジルの北部出身で、そこは暑い地域なので、やっぱり日本は寒い。寒さが日本に適応する上で少し難しい要素になるのかな、と監督とは話しています。」

Q:雪にはビックリしたのでは?
「いえいえ。これまで一度も見たことがなかったので嬉しかったですよ(笑)。」

Q:トレーニングが始まって数日が経ちます。栃木のチームの雰囲気はどうですか?
「雰囲気は良いと思います。日本人選手は明るくて、良い雰囲気を持っています。それがそのままグループの良い雰囲気に繋がっていますよね。リーグ戦を戦う上で栃木のような雰囲気は大切だと思っています。」

Q:松田監督と南強化部長から、「アデバヨール(トッテナム・ ホットスパー所属)のようなイメージ」という評価がありました。それを聞いた時の率直な感想は?
「アデバヨールと比べられて嬉しく思いますが、自分のプレースタイルとしてはバロテッリ(マンチェスター・シティ所属)に似ているのかなと思います。」

Q:バロテッリ選手を参考にしているのはプレーだけですよね?
「サッカーのスタイルだけですね。性格は違うと思いますよ(笑)。僕はブラジルのバイーア出身で、バイーア出身者は明るい性格で知られています。僕もそういうタイプですね。」

Q:髪型もバロテッリ選手を意識されています?
「よく言われます(笑)。彼よりも前に今の髪型にしたのですが。どうしても彼の方が有名なので、『真似した』と言われがちです。」

Q:ジャイロ選手のプレーの特徴を教えてください。
「ストロングポイントはヘディングです。ドリブルもまあまあ得意。ヘディングでゴールを決めることが多いですね。」

Q:先日のベルモールのイベントでは「得点王宣言」も飛び出しました。
「僕の性格上、難しい目標を課すことが多いんです。得点王という目標は簡単ではないと分かっていますが、それを目指して努力していきたいと考えています。得点王になることが、チームがJ1に上がる手助けになると思っています。」

Q:ゴールを取るためには味方のサポートが必要です。連携面に不安はありませんか?
「それほど不安は感じていません。トレーニングをするうちに慣れるでしょうし。今はチームを作っている段階なので、選手同士で特徴を把握することが大事なると思います。良いプレーをした選手が試合に出ると思っているので、この時期のトレーニングは重要ですよね。」

(前編)
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