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【2012新春特別企画:新加入選手インタビュー】柳川雅樹選手<前編>

2012新春特別企画として、新加入選手紹介インタビューを掲載いたします。2012シーズン新たに栃木SCへ加入する頼もしい選手たちを、ファン・サポーターの皆様により深く知って頂くために、インタビュー記事(前編・後編の2部構成)にて更新していきます。


第7回目は、ヴィッセル神戸から完全移籍で加入した柳川雅樹選手<前編>です。
若いが経験豊富なセンターバックだ。ルーキーイヤーの2006年には28試合に出場し、神戸のJ1昇格に尽力。一昨年は甲府でも昇格の歓喜を味わった。また、“調子乗り世代”として2007年にカナダで開催されたU-20ワールドカップのメンバーにも選出され、河原和寿と共に貴重な経験を積んだ。昨年ブレイクを果たしたハーフナー・マイクとは、代表と甲府で同じ釜の飯を食べた間柄。その活躍に刺激を受け、「J2で結果を出せばJ1でも通用する。海外でもプレーできる。僕にとってこの1年は凄く大事な1年」と、新天地での立身出世を狙う。「僕のプレースタイルと考え方に合っている」と話す松田サッカーは、体の芯まで染み込んでいる。大きなアドバンテージを活かして定位置を確保し、最終ラインを束ねる存在となりたい。
若いが経験豊富なセンターバックだ。ルーキーイヤーの2006年には28試合に出場し、神戸のJ1昇格に尽力。一昨年は甲府でも昇格の歓喜を味わった。また、“調子乗り世代”として2007年にカナダで開催されたU-20ワールドカップのメンバーにも選出され、河原和寿と共に貴重な経験を積んだ。昨年ブレイクを果たしたハーフナー・マイクとは、代表と甲府で同じ釜の飯を食べた間柄。その活躍に刺激を受け、「J2で結果を出せばJ1でも通用する。海外でもプレーできる。僕にとってこの1年は凄く大事な1年」と、新天地での立身出世を狙う。「僕のプレースタイルと考え方に合っている」と話す松田サッカーは、体の芯まで染み込んでいる。大きなアドバンテージを活かして定位置を確保し、最終ラインを束ねる存在となりたい。
Q:今回ジュニアユース時代から所属していた神戸から栃木へ完全移籍されました。オファーが届いた時、率直にどう思いました。
『早い段階でオファーをいただいたので、すぐに行こうと決断しました。松さん(松田浩監督)のことも知っていましたし。』

Q:カナダで開催されたU-20ワールドカップを共に戦った河原和寿選手と移籍時期が重なりました。なにか縁を感じますか?
『全くないですね(笑)。電話番号も知らないですし。カワさんとはそれほど喋ってなかったし、カワさんの方がひとつ年上ですからね。気を遣って接していました。でも、知っている人がチームにいることは心強いですね。』

Q:神戸でのプロ1年目、2006年から松田監督の下でプレーしていました。また一緒に仕事ができることにワクワクしていますか?
『そうですね。サッカー選手として他のクラブや監督と仕事をしましたけど、僕のプレースタイルと考え方に合っていて、なおかつ一番試合に出ていたのは松さんが監督だった時でした。自分に合っている監督だし、サッカーだと思っています。』

Q:松田チルドレンとしては、チーム戦術に関しては問題ないですよね?
『3、4年やっていなかったので最初は戸惑うと思いますけど、松さんとバクスターの戦術はよく似ているし、その戦術が自分の頭の中に基本として残っていたので、すんなり入れるのかなと。逆に他のクラブにいた時には松さんのサッカーが抜けきらずに、甲府や草津のサッカーにはフィットしなかったですから。』

Q:他の新加入選手に比べて、ひとつアドバンテージを持つことになります。
『僕の基本が松さんの戦術なので、それを思い出したらすんなり入り込んでいけると思います。』

Q:メンバーが大幅に入れ替わったことで、チーム戦術を浸透させる役割も担いそうですが。
『センターバックでプレーするので、練習や試合で指示を出して行きたいですね。』

Q:2006年には神戸、2010年には甲府でJ1昇格を経験されています。昇格に必要な条件とは?
『勝ち切ることがまず大事ですね。連敗をしないことも。たとえ負けても次の試合で勝てば問題ないので、負けを引きずらないことですね。引き分けではなく、確実に勝点3を取るサッカーが求められると思います。』

Q:J1の光景はJ2とは全く別物ですか?
『お客さんの数や選手のネームバリューも違うし、凄い世界だとは思いますけど、J1とJ2に大きな差があるとは思わないですね。J2の選手が自信を付けて「J1でやれる」という気持ちを持てれば、J1でもプレーできると思います。僕もJ1でプレーできるとは思っていないので、J2で自信を付けてJ1で戦えるような選手に成長しないといけないなと思っています。』

Q:昨季は草津に期限付き移籍をされましたが、隣県から栃木の成績などをどのようにご覧になっていましたか?
『スカパー!などで映像を観ていて、松さんのサッカーだなと。ゾーンディフェンスだったり、サイドハーフのポジションが。だから、「マンツーマンのチームはしんどいことしているな」という目線で僕は観ていました。』

Q:甲府や草津はマンツーマンを採用していました。
『甲府や草津でマンツーマンを経験したことで、改めてゾーンが良いなと。僕が松さんとやっていた時には、「もっとリスクを冒してポゼッションサッカーがしたい」と思ったこともありましたけど、「やっぱりそれにも限界があるしなあ」と甲府では感じました。総合的に見て、ゾーンディフェンスでポゼッションを入れながらカウンターを狙うのが理想的なサッカーなのかな、と思い始めました。』

Q:今季は草津、甲府との古巣対決が控えています。思い入れの強い試合になりそうですね。
『在籍した期間が短いので思い入れはそれほど強くないですけど、一緒にプレーした選手、監督、コーチと対戦できるのは楽しみですね。自分が成長した姿を見せたいので、良いモチベーションにはなると思います。』

Q:北関東ダービーを経験されての感想は?
『サポーター同士のライバル心は凄かったですね。それを目にして、「北関東ダービーは大事な試合なんだ」と感じました。』

Q:今季は本命不在でプレーオフ制度も新たに導入されます。昨季からリーグ全体に変化が起こりそうですか?。
『大きく抜け出るチームはいないと思うので、常に上位にいることが求められると思います。引き分けを勝ちに、負けゲームを引き分けに持って行く試合運びが何度かないと、厳しいと思います。』

Q:昇格するチームには粘り強さが必ず備わっているように思います。
『甲府の時には運が相当ありましたね。ロスタイムにゴールが決まったり、PKもたくさん獲得したので。運も大事な要素になってくるはずです。』

Q:お話をうかがっていて、一昨年グリスタで甲府に昇格を決められた苦い記憶が甦りました。
『ゴールキックからかな?それを藤田さん(健選手)がちょこんと触って、そこからゴールが決まったので、ちょっとしたことで勝負は決まると思うんですよね。DFとしては細かい所への意識が必要になりますし、繋ぐだけではなく蹴ることで何かが起こることもあるので、状況に応じて蹴ることも必要になってくると思います。』

Q:昇格するためには柳川選手の力が必要不可欠です。ストロングポイントを教えてください。
『筋肉も結構付いてきたので、体の強さや高さでは負けたくないし、負けてはいけないと思っています。パスも下手ではないので、それほど凄いパスは出せないけど、質の高いパスを出して行きたいですね。』

Q:バルセロナのピケ選手を参考にされているとか。
『いいパスを出しているし、大股というかダイナミックなところは自分と似ていると思うし、似ているとも言われます。勉強になることが多いですね。』

(前編)
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