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【2012新春特別企画:新加入選手インタビュー】荒堀謙次選手<前編>

2012新春特別企画として、新加入選手紹介インタビューを掲載いたします。2012シーズン新たに栃木SCへ加入する頼もしい選手たちを、ファン・サポーターの皆様により深く知って頂くために、インタビュー記事(前編・後編の2部構成)にて更新していきます。

第3回目は、横浜FCから完全移籍で加入した荒堀謙次選手<前編>です。
ルーキーイヤーの昨季、横浜FCで30試合に出場して3ゴールをマークし、右サイドの定位置を譲らなかった。「自分の中でドリブルのイメージはない」と言い切るが、プロ初先発を飾った湘南戦ではドリブル突破から豪快に右足を振り抜き、強烈なインパクトを残している。サイドはもちろんボランチの位置からでも、カミソリのように切れ味の鋭いドリブルを果敢に仕掛けられるのは大きな魅力だ。今季の目標を、「試合に出てチームに貢献したい」と話す。プロ2年目での完全移籍が正しかった。そう言えるように、J1昇格に向けてまずはレギュラー獲得を見据える。高校サッカー界に革命を起こした野洲高校出身の“セクシーフットボールの申し子”が、今季はグリスタで栃木サポーターを魅了する。
ルーキーイヤーの昨季、横浜FCで30試合に出場して3ゴールをマークし、右サイドの定位置を譲らなかった。「自分の中でドリブルのイメージはない」と言い切るが、プロ初先発を飾った湘南戦ではドリブル突破から豪快に右足を振り抜き、強烈なインパクトを残している。サイドはもちろんボランチの位置からでも、カミソリのように切れ味の鋭いドリブルを果敢に仕掛けられるのは大きな魅力だ。今季の目標を、「試合に出てチームに貢献したい」と話す。プロ2年目での完全移籍が正しかった。そう言えるように、J1昇格に向けてまずはレギュラー獲得を見据える。高校サッカー界に革命を起こした野洲高校出身の“セクシーフットボールの申し子”が、今季はグリスタで栃木サポーターを魅了する。
Q:ルーキーイヤーの昨季、横浜FCでは30試合に出場して3ゴールという数字を残しました。プロ1年目は無我夢中で突っ走った感じですか?
『そうですね。試合に出る機会が多かったので(プロの環境に)慣れた部分はありますけど、結果が結果だったので。あまり良い評価はできないですね。チームとしてもあまり良い結果を残せなかったですし。』

Q:湘南戦ではプロ初先発初ゴールを決めました。ドリブルからのゴールは荒堀選手の持ち味が存分に発揮されていたように思います。昨季のベストゴールですか?
『あまり覚えてないです(笑)。(1年が過ぎるのが)早過ぎたので。終わってみれば懐かしく感じますね。「一発目、ドリブルで行ってやろう」と。そんな感じですね。』

Q:プロ初舞台は緊張しました?
『それほど緊張はしなかったですね。試合前から「お前、決めそうやな」と言われていましたし。実際に決められたのでビックリしましたけど。』

Q:プロ1年目に得たものは?逆に反省点は?
『年間を通して右サイドで、攻撃的な位置でプレーすることが今までなかったので、ひとつプレーの幅が広がったのかなと。それとは逆に、できないことや課題も見つかったし、反省点もありました。』

Q:具体的に改善すべき点は?
『自分がどうやったらシュートを打てるのか、アシストできるのか。あとはセンタリングですね。最後の決定的な仕事の精度ですかね。』

Q:横浜FCには三浦知良選手が在籍していますが、プロ1年目にプロフェッショナルを間近で見られたことは得難い経験だったと思います。
『カズさんは優しいですし、結構喋りかけてくれるので、言い方は悪いですけど存在の大きさを忘れてしまうこともありました。サッカーへの意識は高いですけど、オンとオフがしっかりしているので見本になりますね。人間的にも素晴らしい方ですよ。』

Q:シャワーの後、噂に聞くバスローブは着ているんですか?
『普通に着ていますよ。』

Q:プロ2年目を新天地で、環境を変えて栃木でプレーしようと決断するのは簡単ではなかったと思います。
『1年目を終えて完全移籍する選手はなかなかいないと思うので悩みましたけど、移籍に関して右左分からないからこそ決断できた部分もありました。決めた以上は頑張ります!』

Q:オファーを受けた時、率直にどう思いました。
『必要とされることは嬉しかったですね。監督によって考え方も違いますし、今季は今季でチームのやり方も変わると思うので頑張るだけですね。まだ2年目なので我武者羅にやろうと思っています。』

Q:栃木とは実際に対戦しています。印象はいかがでしたか?
『5月に戦った時の方が印象は強いですね。でも、あまり試合のことは覚えていない方なので・・・。』

Q:8月にニッパツで対戦した時には、フル出場して荒堀選手が2点目の起点になっています。
『そうでしたか?2-0ですよね?あとで確認しておきます(笑)。栃木は・・・ロボの印象が強かったですね。ロボがいる、いないでかなり印象が違いましたね。今季はそのロボがいないので、いるメンバーで戦うだけです。僕個人としては、メンバー争いが厳しいので頑張るだけだと思います。』

Q:サイドとボランチ、どちらでレギュラー獲得を目指しますか?
『去年はほとんどボランチをやっていなかったので。サイドのイメージが強くなっていますけど、臨機応変に対応できればと思っています。試合に出られるならばサイドでもボランチでも、どっちでも構わないです。レギュラーが取れれば、それでいいです。』

Q:宇佐美宏和選手とは顔見知りだそうですね。
『チャミさんとは大学時代に選抜で一緒にプレーしていました。今日も一緒に自主トレしてきました。大学の頃と比べてノリが悪くなっていましたけど(笑)。』

Q:2010年の関西大学戦は印象に残る試合だったそうですね。
『関大の方が同志社よりも、はるかに強かったですけど。2点を決められたので。それもチャミさんがいなかったからじゃないですか?(笑)』

Q:荒堀選手が思う、J1昇格に必要なものは?
『決定力ですかね。勝たないと昇格争いができないし、昇格には勝ちゲームが必要になってくるので。そうなるとゴールが求められると思います。無失点に抑えてもノーゴールでは勝てない。1点が必要になってくるはずです。』

Q:荒堀選手のストロングポイントは?
『長所を聞かれても・・・「是非スタジアムに僕のプレーを観に来てください」、と書いておいてください(笑)。逆に僕のイメージってなんですか?』

Q:ドリブル突破が持ち味ですよね?
『たぶん、皆さんそう思うんですよね。でも、高校・大学とドリブルする選手じゃなかったですからね。高校時代にはサイドバック、センターバック、ボランチと、守備をするポジションでしたから。大学時代もボランチで、サイドはちょっとやるくらいでした。自分では、「ドリブルのイメージはない」と思っています。ドリブル、押しておきますか?』

Q:自信はありますよね?
『あるわけないじゃないですか!(笑)。あったら言っています。ドリブルを見てくださいというわけでもないし、足も速くはないし、守備も・・・正直運でプロ入りしたようなものなので。でも、開幕前までの3か月で開花させます!』

Q:では、「栃木でこういうプレーをしよう」というイメージはありますか?
『染まりつつ、染まらずみたいな。自分のいいプレーを出しつつ、チームの色も出していければいいですね。』

(前編)
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