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【「TKCスペシャルマッチ」2011J2第37節大分トリニータ戦】試合に向けた監督・選手コメント

■松田浩監督:
「ここのところホームで『勝とう。勝とう』と言っているが、それが達成できていない。だから是非とも勝ちたい。前節の水戸とのダービーにしても、色々な目標を失った中で『これだけは取ろう』と皆が頑張ってくれた。選手も『ホームで勝ちたい』と思っているので、是非とも成し遂げたい。ダービーに勝った勢いを持ち込みたいとは思うが、それは終わったことだし、もう過去のこと。水戸がガンバに勝って、うちに勝てなかったように浮かれていては同じ轍を踏む。水戸戦では次のこと考えずに戦えた。大分戦でも同じことが出来るかどうかが試される。最終戦の草津戦のことを考えることなく、大分戦だけに集中できるかが重要になると思う。
最近の大分は3-4-3を採用している。どのシステムにも弱みと強みがある。大分の弱点を突いていきたいと思う。大分は前線にタレントが揃っているし、危険な感じがする。攻め残っている選手はパワーを持っているのでリスク管理が重要になる。3バックにDF専門の選手が並んでいないが、一時の広島みたいにポゼッションを志向していたり、とにかく色々なことにチャレンジしている印象を受ける。上手く自分達のサッカーがハマった時には強いチームにも勝っているので、水戸戦と同様に前半が大切になると思う。」

■水沼宏太選手:
「水戸とのダービーは内容よりも勝つことが大事だったし、チームとして勝利が欲しかったので勝てたことは評価できると思う。泥臭さは栃木らしさでもある。結果が出て良かったと思う。水戸戦の後半、僕とモツさん(本橋卓巳選手)でバランスを取りながらプレー出来た。お互いにあまり言葉は交わさなくても、お互いの感覚でプレー出来たところは凄く良かった。でも、ビルドアップやトップにボールを当てた時のサポートの質を上げられれば、もっと厚みのある攻撃が出来ると思うし、うちの規律を守った中で面白さを加えられると思う。大分戦がホームのサポーターの前でプレーする今シーズン最後の試合になるので、勝つことを大前提に、『観に来て楽しかった』と思ってもらえるような試合が出来ればいいと思う。
ボランチとして引いてセンターバックからボールを受けるだけではなく、自分からタイミング良くボールを引き出す動きをしたり、センターバックが運べるなら運んでもらい、サイドバックといい関係を築いて縦パスを狙えればいい。ワイドMFの裏に抜ける動き出しを見逃さないようにプレーしたいとも思う。
大分戦でも目の前の敵を倒すことだけを考えてプレーしたい。どんな相手でも冷静に戦い、その時その時に良い判断が出来ればチームを落ち着かせることが出来る。相手の隙を逃さないようなプレーをしていきたい。」

■鈴木智幸選手:
「水戸戦の前半は前日の雨の影響でピッチが濡れていたので、DFのクリアもセカンドボールも相手に拾われてしまった。ただ、その中で前半を0に抑えられたのは大きかった。うちの戦い方として、いい時と悪い時がはっきり分かれている。前半を凌げたことで後半に流れが来たと思っている。苦しい時も声を掛け合い、『無失点で行こう』と共通認識を持てたことも良かった。『GKはファーストアタッカーだ』と監督も言っているし、チャンスがあれば常に狙っている。カワ(河原和寿選手)などは裏に飛び出してくれるので、水戸戦ではタイミングが合って蹴ることが出来た。
大分は攻め残りで2枚が前線に残っている印象を持っている。うちが攻撃している時もリスクマネジメントを考え、後でいい準備が出来るように集中しようと思っている。フリーでやられると西とか上手い選手がいる。先手を取れるコーチングが出来れば、それほど大きな問題は起こらないと思う。FC東京戦以来、ホームでは勝っていなし、ホーム最終戦なので勝ちたい。とにかく、上に行けるだけ行きたい。」

■渡部博文選手:
「水戸戦の前半はいい内容ではなかったが、後半は自分達のリズムでボールを回すことが出来た。前半の智さん(鈴木智幸選手)のプレーがチームに勢いをもたらしてくれたと思う。だから、後半に向けてチームが勢い付けた。後半は攻守に集中できただけに、個人的には前半もっとはっきりとしたプレーをすれば良かったと感じている。
大分戦では、うちのセンターバックとサイドバックが攻撃を組み立てる時のポイントになる。相手の3バックに対しての崩し方が徹底できればゴールが生まれると思う。相手の嫌な所を徹底して突いていきたい。森島は競り合いに強いが、競った時には当然勝つつもりでプレーする。ただ、競った後のカバーも大事になるので、セカンドボールをしっかり拾いたい。そこが勝負を分けるポイントになる。水戸戦では気持ちの入ったプレーが出来たし、皆が『勝ちたい』と言う気持ちを前面に出すことが出来た試合だった。そのいい流れをホームの大分戦に持ち込みたい。」
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