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【第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦 横浜F・マリノス戦】試合後の監督・選手コメント

■松田浩監督:
「どんな試合も負けていい試合はないので、勝とうということで臨んだ試合だった。結果的には力の差を感じた試合だった。ただし、力の差があっても、相手の方が総合的に上だと思っても、勝負を取るためのチャンスはあったと思う。特に後半になってからは皆が落ち着いてボールを回せるようになった。何回かあった同点機を取っていれば、もう少し面白い勝負ができたと思う。そこは残念だったが、終わってみればチーム力の差があったことを認めざるを得ない試合だった。
廣瀬は先発も考えていたくらいに状態は良かったが、前節の徳島に負けはしたものの内容は良かったので、そのままのメンバーでスタートした。なるべく早く廣瀬を投入したいとは思っていた。廣瀬は持ち味である突破力を生かしてくれたし、今日はフィーリングが良かったと思う。狭い所でプレッシャーを受けても、なんとかボールを受けて繋いで、非常にいい仕事をしてくれた。後半は彼がチームにパワーを与えてくれた。」

■水沼宏太選手:
「点差が付いたし、自分は凄いチームにいたんだなと分かった試合だった。自分達もチャンスがあったわけだし、そこを決めきれれば違った展開になっていた。自分としては不完全燃焼だった。確かに相手のプレッシャーもあったが、自分達の時間を作るためにボランチを経由した攻撃を増やすことができれば楽な展開になったと思う。裏に蹴ることは相手を裏返すためにはいい手段だが、もっと繋ぐシーンがあっても良かったのかなと。
(水沼コールは)握手をしていたので、それほど聞くことができなかった。ただ、味方からそういう話は聞いたので、しっかり受け止めて頑張っていきたいと思う。北関東ダービーもあるし気持ちを切り替えて、残り3試合しかないので、今季をいい形で締めくくれるようにしたい。」

■渡部博文選手:
「大黒さんをマークしないといけないというか重要視していた。セットプレーの時に中村俊輔選手の縦回転で落ちるボールと、そこへ飛び込んでくる動き、視野に入っていないところから入ってくる大黒さんの動きは巧かった。防げたことは防げたと思うが、あそこに蹴られたら責任は僕にあるので跳ね返さないといけなかった。前半からもっとボールを繋ぎたかったし、意外とボールを持ってターンすることができたので、ボールを収められるなと思った。だからこそ、自分達が主導権を握ってボールを回す時間帯があっても良かったのかなと。1点目はセットプレーだったし、そこまで崩された感じはなかった。ただ、2失点目は大黒さんへ出した中村選手のボール、センターバックとサイドバックのギャップに出したボールが勝負を決めたのかなと。あそこに蹴れる選手はJ2にはいない。J1のレベルの高さを感じた。J1のゴールに貪欲な姿勢は見習わないといけないし、本当に勉強になった。」

■那須川将大選手:
「大黒さんとはヴェルディで1年間一緒にやっていたので、動き出しの巧さや点を取るためにやるべきことが分かっている選手だと知っていたが、点を取られてしまって悔しい。CKの一瞬の隙を突いてきたり、2点目はこぼれ球に詰めるなど、点を取るためにいるべきところにいる。それでも、DFとしてはゴールを許してはいけないし、FWよりも良いポジションを取って失点を防がないといけない。いい形でボールを奪い、前に出ていく形も気持ちも出ていたし、シュートまで持っていけていたので、そこでシュートを枠に持っていったり、点を取らないといけない。特に今日は相手がJ1だったので、チャンスを決められれば良かった。前半に失点しても耐えて、後半はワンチャンスを狙おうと思っていたので、どこかで1点を返せれば良かったと思う。今後も一戦一戦、戦う気持ちを継続して試合に臨んでいきたい。」

■廣瀬浩二選手:
「僕自身はボールを引き出して、もっと勝負するシーンを増やしたかった。相手がボールを持つ時間が長くて守備に引っ張られるシーンが多かった。自分が前に出ることで、相手が出て来られないようなポジショニングを取れれば良いと思う。そうすれば自分もチャンスになるので、良いポジションを取れるように心掛けたい。ロボへのクロスはイメージ通りだった。あそこへ入って来い、というボールを上げた。やっぱり仕掛けていかないと相手も怖くないと思う。仕掛けることで相手が嫌がり、スペースが空いて色々なことができる。ボールを持ったら仕掛ける仕事は継続していきたい。セットプレーは皆が集中して凌いでいたが、どの試合でもチャンスをしっかり決めきらないといけない。チャンスの回数が増えれば、ゴールの確率も上がってくる。何度も決定機を作れるようにしたいし、通用しなかった所を突き詰めたい。今年、自分達が上の順位にいたことを無駄にしないためにも、残り3試合でも成長しないといけない。レベルアップするために残り試合でもやれることをやり切りたい。」

■本橋卓巳選手:
「マリノスは古巣だったけど、いつもの相手と同じテンションを心掛けた。気負い過ぎるとバランスを崩すことは知っているので、いつも通りの入り方をしようと思っていた。相手は切り替えが凄く早いチームだったので、そこで上手く裏に抜け出せたり、横に広げられたりできれば良かった。それができている時もあったが、取って取られてのシーンがあったことは、チームとして成長していかないといけない部分だと思う。落ち着いてボールを回せるシーンもあったと思うけど、先制点を取られたことでメンタルバランスが上手く保てなかった部分もあった。落ち着いてやるべきところはやれれば良かった。ダービーもあるので、目の前の試合をチーム全員で全力で戦い、良い形で今季を終われるようにしたい。」
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