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【2011J2第33節ギラヴァンツ北九州戦】試合後の監督・選手コメント

■松田浩監督:
「また非常に残念な結果になってしまった。遠いところまで足を運んでいただいたサポーターの皆さんと勝利して、一緒に喜べなくて申し訳ないと思う。
試合全体を通じてちょっと落ち着きがないなと感じた。雨のせいではないと思うが、止めて蹴る、という部分でのミスが目立った。連戦の疲れがあったのかもしれないが、特に前半は体が重かった。ただ、相手も同じ状況なので言い訳ができない。ここ最近、結果は出ていないが、いい出足などを見せることができていた。それが前半に関しては見せられなかったので、目指していたサッカーができなかった。後半に関しては相手の隙間を突いてボールを回してチャンスを作り出せた。得点できるのではという感じを受け、実際に追い付いてくれた。その勢いのまま行きたかったが、また最後は残念な結果に終わってしまった。
前半の失点に関しては、ちょっとした隙を突かれた。なかなか勝てない今の状況ではやってはいけない、安易な失点だった。それが最終的に勝ちゲームに持っていけなかった原因だったのかもしれない。そのことで、0-0で上手くゲームを運びながら先制するプランが崩れたところはある。失点シーン以外でも不必要なピンチを招いていた。ファーストタッチが悪く、カットしたのにすぐに相手にボールを渡してリズムを無くした。
(ロボのベンチスタートは)本人にどう作用したのかは分からない。本人にはチームとしても個人としても結果が出ていない以上、他にFWで結果が出た選手や守備面でもきちっと堅く行ける選手でと話して、それでスタートした。やっぱりロボが後から出てくるのは、相手も嫌だと思ったので、そういう形で活躍してくれればと本人には伝えたし、本人はそのつもりでいたと思う。その期待に応えてくれた。どんな形でもロボにはゴールが欲しかったので、これがひとつのきっかけになったと思う。」

■渡部博文選手:
「自分達がミスを起こし、攻めきれずにカウンターを受けてしまった。守備の切り替えの反応が遅くて、相手にいい形でサイドから中にクロスを上げさせてしまった。スローインのシーンも軽かったし、対応が安易過ぎた。2点目はアンラッキーな部分もあったけど、クロスに持って行かれるまでの過程が悪かった。中盤でいいように回させた栃木側のミスだったと思う。疲れは相手も一緒だし、お互いが一緒の状況で戦ったので言い訳にならない。最後の部分のチャンスを北九州は決めて、うちは決められなかった。それに尽きると思う。」

■宇佐美宏和選手:
「失点シーンは隙を突かれた。スローインから簡単にやられてしまった。ヴェルディにもセットプレーで隙を突かれた。今日もそこを突かれたのは足りない部分だと思う。先制されて、後追いの展開になるときつい。後半、追い付いたけど、前掛かりになったところを相手に突かれたので非常に悔しい。ロボが点を取ってくれたし、これからという時に失点してしまった。失点の仕方によってもテンションが変わってくる。ヴェルディ戦も『行けるぞ』と思ったところでやられた。最後まで諦めなかったけど、失点してしまうのは栃木らしくない。良い守備から良い攻撃のベースが上手くいっていないし、隙を突かれているので、ちょっと緩さを感じる。ボール回しとか色々な課題があるが、いい流れを作れていたので、フィニッシュまで持ち込んだりしないといけなかった。」

■柴崎邦博選手:
「雨は特に気にならなかった。気を緩めてはいないが、失点してしまっている。改善できるとは思うが、ただそれが続くようだといけない。簡単にできるから次にやればいいよ、となってしまう恐れもある。もっとうちはきっちりできるはずだと思っている。2点目は不運なところもある。裕樹(大久保選手)に当たっていたので。そのセカンドボールを処理しろと言われれば、それはプロだからそうなんだろうとは思う。今日はチャンスもあったけど、前半も後半も中盤で奪われるミスが多かった。そこをどう修正するのか。チームとしての連携面を上げていくのか、それとも個々のスキルを上げるのか。色々と改善策はあると思う。監督とか客観的に見ている人の指示を信じて、またやっていきたい。」

■那須川将大選手:
「(同点弾のシーンは)根植(崔)がニアサイドに入ってきてくれたので、それに当てようと思ったら、根植が上手くスルーしてロボが決めてくれた。サイドバックの位置が空くことは、相手のディフェンスの仕方で分かっていたので、サイドチェンジを上手いタイミングで入れて、僕とチャミ(宇佐美選手)のところを起点にしようと思っていた。実際にフリーになってクロスを上げられたり、FWにボールを当てられたところもあったので、もっとその回数を増やすために飛び出していきたかった。ここ数試合、セカンドボールへの反応や球際の強さは戻って来ている。シーズンを通して築いてきたコンセプト、ディシプリンは出せている。今後もそれを続けていくしかない。もう一度、味方を信じて一丸となって戦いたいし、自分達のやり方を徹底したい。一戦一戦、目の前の試合に勝つためだけに戦っている。残り5試合も続けていきたい。レオ(レオナルド選手)にやられたのは悔しい。気合を入れて試合に入ってくると分かっていただけに。」

■リカルド・ロボ選手:
「ゴールを奪うのが自分の仕事だと思う。いい形でボールをもらい、GKのタイミングを外す、自分の好きな形だった。ゴールを取れたことは嬉しかったけど、やはり1点だけでは足りないし、チームが負けたことは残念だった。シュートシーンではフリーのカズ(高木選手)は見ていなかった。自分の質だけを信じてゴールだけを狙った。自分がゴールした後に相手が動揺して、スペースを与えてくれた。ただ、相手の悪い時間帯を生かし切れなかった。同点後にどうして相手にゴールをされたのかは分からない。
(ベンチスタートだったことは)特に何も考えていなかった。監督が他の選手を使っただけ。自分の仕事は、起用してもらったら監督の期待に応えて、ゴールを奪うだけだと思っていた。今後もゴールしていきたいし、チームの助けになりたい。」
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