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【RADIO BERRYスペシャルマッチ2011J2第7節東京ヴェルディ戦】試合に向けた監督・選手コメント

■松田浩監督:
「勝点3を取れる魔法はない。勝点3を取れる確率を上げていくしかない。そのためには、熊本戦から掴んだいいリズムを継続することが大事になる。ようやくチームとしてまとまってきたし、アグレッシブさが出てきた。ただし、千葉戦みたいにいい試合をしても勝てない時もある。相手が守備的に来れば崩すのは難しくなり、決定力が問題になってくる。決定力に関しては追及しないといけない。(ゴールが決まるかどうかは)運もあるが、運を引き寄せるくらいの雰囲気を作る必要がある。その雰囲気は出来てきているし、やるべきことをやれば負けない感覚も掴んできていると思う。元々、そういう雰囲気を我々は持っていたが、パウリーニョが居なくなり、そのことをあまりにも大きく捉えてしまい、ネガティブになってしまったところはある。本来の雰囲気が戻ってきたことで、セカンドボールを拾い、2次攻撃、3次攻撃ができる回数が増え、守備機会が減っている。それによって、ゲームを支配できるようになった。攻撃面でもパウリーニョが個人の力で作り出していたチャンスを、全員がアグレッシブな姿勢を出すことで作れるようになってきている。
前節のヴェルディの失点はセンターバックの連携ミスから起こった。そういったミスがあるから得点力がある一方で、失点数も多いのかなと思う。後半は富山に対して圧倒的に攻めていたし、5点くらい取っていても不思議ではない攻撃をしていた。その攻撃力は脅威。ただ、しっかり守れれば、我々の良い守備からの良い攻撃を発揮しやすいチームだと思う。前回の対戦では前半に失点しなくてラッキーだった。今回は前回のような入り方をしてはいけない。」

■那須川将大選手:
「千葉が引いてブロックを作ってきたので、ビルドアップしてから攻撃をしようとした。スペースが少ない中でも自分達から動き出せば、もっとスペースを作ることができたし、空いた所を突ければ良かったと思う。サイドバックのところではボールが持てたり、時間が作れたので、サイドバックを起点として攻めたかった。
ヴェルディは前回の対戦と同様、どんどんボールを動かしてくると思う。それに対して引いているだけではいけない。ボールにアタックすることも必要になってくる。熊本戦と千葉戦ではボールに対してアタック出来ていたし、セカンドボールへの反応も速くなっている。守備の時の距離間もいいので、ヴェルディ戦でも継続したい。ヴェルディは攻めてくるので、栃木の良い守備からの良い攻撃が出しやすいと思う。
今までも執念がなかったり、ハードワークができていなかったわけではない。ただ、ここ最近の試合ではやるべきことやり、それがプレーに表れているし、自分達の自信にも繋がっている。皆の姿勢が前向きになっているのはいいことなので、自分達のやるべきことを変わらずにやっていきたい。拮抗した試合はセットプレーで決まることがある。攻守においてセットプレーは試合を決める大事な要素。キッカーを任されている以上、自信を持っているし、自信を出して蹴りたい。」

■河原和寿選手:
「千葉があそこまで引くことは予想していなかったので、序盤に戸惑いがあってビルドアップの時にミスをしてしまった。引いてくる相手を臨機応変に崩さなければいけなかったが、1試合を通して引かれたので中盤でのスペースがなかった。ボールを持っていない人はスペースがあると感じられるが、ボールを持っている人にはスペースが見えにくい状況が多かったと思う。自分がフリーで居てもボールが出てこないことがあった。ボール保持者がスペースなどを見付けるのは難しいので、第3者の目線からの指示があれば、もう少しスペースに働きかけられたのかなと思う。そうすれば、全体を押し上げた中でのプレーができたはず。ただ、後半にチャンスを作れたことは良かったと思う。
前回のヴェルディ戦の後半の戦い方は良かった。それが90分できればベストだが、ヴェルディは個々の能力が、千葉よりも高い選手が多い。できるだけラインを高く保ち、自分達の形で守備ができれば相手も簡単にはドリブルできないし、攻め手を見付けられない状況が描けると思う。アウェイの前半のように押し込まれた時には粘り強く戦う必要があるが、先手を取れたら自分達からアクションを起こしてラインを下げさせて、守備で相手に力を使わせるようにしたい。そういう圧力を掛けられれば、ヴェルディの攻撃力は半減すると思う。前回は勝つのが難しい状況からドローに持っていけた。今度はホームだし、勝てるようにしたい。」

■高木和正選手:
「ヴェルディ戦でも、いい守備からいい攻撃ができれば、チャンスの数は増えると思う。自分達のベースをしっかり出せるようにしたい。ここ2試合は自分達の持ち味が出せている。悪い時と比べると、ひとり1人の気持ちが出て来ている。ただし、それを続けないと意味がない。負けが許されないので、勝つことだけを考えて戦いたい。
相手はJ2でも一番の得点力を持っている。先制点を取られると勢い付く。逆にこちらが点を取れれば、相手は出てこざるを得なくなる。相手にボールを回させている感覚を持てればいいし、そのためにはいい守備を90分間続けないといけない。少しでも気を抜くと穴が出来て失点してしまう。ひとり1人が今、置かれている状況を分かっているし、気持ちも入っているので、しっかりホームで勝ちたい。ファン・サポーターの方は勝利をスタジアムに観に来ているので、結果が出ていないことで恥ずかしい思いがある。ヴェルディに勝って、県民の歌を皆で歌いたい。」
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