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【2011J2第6節ロアッソ熊本戦】試合後の監督・選手コメント

■松田浩監督:
「久々にリーグ戦で勝利を挙げたことで、ようやく勝ちなしという状況が止まった。これからまた新しいスタートを切りたい気持ちでいる。最終的には選手の『絶対に負けたくない』、『勝ちたい』という気持ちが試合に出た。まだまだ課題はたくさんあるし、修正点もあるが、気持ちの強さが結果を持ってくるなと感じさせた試合だった。
執念に関しては最後まで出してくれた。ただ、最後の方で途中から試合に入った選手が、フレッシュなのにイージーなミスからピンチを迎えたのは、ちょっとどうなのかなと思う。そういう問題点も残しながら、それが失点に繋がらなかったのは運が良かったのかなとも思う。先制したシーンの宏太のシュートは素晴らしかった。ただ、相手のエアポケットみたいなところを突いたので、いつも同じ形で入るかどうかは分からない。ただ、それが入ったのは執念なのか、運が良かったのか、どうなのか分からないが、先制したことが大きかったのは大きかった。最後の方で守り切ったのは、執念があったからだと思う。そういう気持ちがあると、相手も『これは難しいな』と思う。最後まで執念が出せたと思う。
主力とか怪我人が抜けても、今日のような試合ができる。褒められた内容ではないかもしれないが、うちのチームは1-0で勝つことが、本来はできるチームだと思っていた。だから、もっと早く今日のような執念を見せた形が出せれば、8試合勝ちなしということにはならなかった。そうすれば十分に昇格争いの真っただ中に居れたと思うと残念だが、まだチャンスがあるし、何が起こるか分からない。ただ、何が起こるか分からない状態にするには、自分達が勝ち続けるしかない。今日勝てたことで、勝てないことに関する言い訳はできなくなった。泥臭くても、1-0でも勝つことを、1試合1試合気持ちを入れてやっていきたい。」

■水沼宏太選手:
「シュートは思い通りではなかった。GKに触られたし。でも、入ってよかった。パス3本でシュートまで行けたし、入る時には今日のような形でもシュートは入る。それをものにできて、勝ちに繋がったので良かった。試合を通して勝ちたい気持ちが全面に出せた試合だった。その部分は本当に良かった。球際やセカンドボールに関しては、今までよりも良かったと思う。セカンドボールを拾えたので、そこから展開できた。後半バタバタした展開になったが、無失点に抑えられたので、それは今日の収穫。それを続けられればいいと思う。ここ何試合か勝てていない中でも自分達が諦めていないという姿勢を見せなければいけないし、熊本まで来てくれたサポーターにもそういう姿勢を見せなければいけなかった。『全然、諦めていないんだぞ』と。それをピッチでこれからも表現していきたい。今日の試合を次の試合に繋げられるようにしたい。気を抜いたら一瞬でこの流れが消えるので、すぐに次の試合に備えたい。柴さん(柴崎選手)への揺りかごダンスもできたし、良かったと思う。」

■高木和正選手:
「パートナーが変わったからというわけではなく、勝ちたい気持ちが強くて個人的には前に行った。前回の試合では後ろに下がってボールをさばけたが、効果的にフィニッシュまで行けていかなかった。今日はチームとして点が取りたかったので、バランスを取りながら前に出た。前に出ることでチャンスが増えればいいなと、モツさん(本橋選手)と試合前に話しながら攻撃的にプレーした。先制点(について)は、セットプレーだったので、GKが持った瞬間に裏に抜けて、武さん(武田選手)が蹴れたら蹴ってもらおうと思った。2列目から宏太が走ってきていたのが分かったけど、頭だったので上手く宏太のところに行くか分からなかったが、相手があまり競りに来なかったので上手く通った。競ったセカンドボールを宏太が1対1から上手く相手をかわして、難しい場面で決めてくれた。アシストはいつもセットプレーとか、流れの中からなので、ヘディングで競り勝ってのアシストは記憶にない。上手く気持ちが入っていたから宏太のところにボールがいったのだと思う。僕もここ最近は球際で勝ててなかったし、今日は90分通して皆で球際を激しく行けたし、ハードワークができた。それが勝利に繋がったと思う。あとは先制点が取れたことが大きい。いつも先制点の重要性は感じているが、今日は特に感じた。ホームでの借りを今日は熊本に返せた。ホームでは全然勝てていないので、ホームのサポーターの前で、皆の前で勝たないといけない。今日の勝ちを次に繋げないと意味がない。次の試合は昇格を争う大一番なので全力でやりたいと思う。」

■武田博行選手:
「今日は球際の部分で厳しく行けていた。相手に自由にやらせるシーンがほとんどなかった。前の試合よりも気持ちが入っていた。ピンチのシーンは気を緩めたつもりはないが、1試合を通じてピンチは1回、2回出てくる。ゲームをコントロールすることで、その回数を減らしたい。そのあたりは課題になるが、皆がハードワークしてくれていたので、その分だけポストに当たるなどの運があったと思う。ファビオのヘディングはギリギリだったが、ボールを見て上手く反応できた。ああいう形から失点すると自分でも悔いが残る。練習通りに対応できた。もちろん、前回の湘南戦でも今日のようにできていれば良かった。前回から代わったメンバーが自分の持ち味を発揮してくれたので、その気持ちが全体に影響を及ぼしたと思う。」

■本橋卓巳選手:
「200試合出場は、あまりピンとこない。節目というか、切りのいい200試合で負けたら辛いとは思ったけど。今日は皆に助けてもらった。今日の試合は皆で助け合いながら勝点3が取れたと思う。カズ(高木選手)とのバランスというよりも、僕は皆との距離感を意識して、押し上げるところは押し上げた。長沢とは僕が競ることが多かったが、後ろの選手には競り合いが五分五分になるからと話していたので、しっかり皆がカバーしてくれた。だから、決定機までは作られなかった。最後の時間帯はキープを徹底するなり、CKに向かうなり、徹底する必要があるが、1点取れればさらに楽になる。もしボールを取られても守備をするだけだと思ったし、最後まで乗り切ることを考えていた。僕はそれほど最後の時間帯の試合運びに関しては気にしていない。この時期は勝点3だけが欲しいので、どんな手を使ってでも取りたい。今日のことは終わったことなので、またチーム皆で準備したいと思う。」

■落合正幸選手:
「やっている選手は、毎回球際やセカンドボールを意識してプレーしている。試合前にも言ったように、強いなと感じるのは周りがそう評価したことで、そう感じたならばそうだったのだと思う。負けている試合でも球際は強く行っている。それがいい方向に出る時もあれば、出ない時もある。出ない時には違う方向から攻めて勝つしかない。頑張るだけが全てではない。我武者羅に行けば勝てるわけではない。常に相手の嫌がることをして攻めていきたい。結果で感じ方が変わってしまうのは、難しいのが正直なところ。同じ内容でも結果で感じ方が変わる。負けたから何となく全てが悪いという見方になることもある。今日の試合も勝ったからといって全てが良かったわけではない。しっかり分析して、次に生かさないと勿体ないと思う。たくさん反省点というか、修正点はある。個人とチームの修正点を見つけないと成長はない。勝ったからといってサッカーのことを考えなくていいわけではない。監督・スタッフ以上にサッカーのことを考えて、練習に取り組んで行きたい。」
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