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【2011J2第5節FC岐阜戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「岐阜は成績ほど悪いサッカーをしていない。ただ、勝ち慣れていないことで、勝利から遠ざかっている印象を受ける。前回の対戦でも、うちは褒められた内容ではなかったが、PKをもらって勝った。岐阜は勝利に恵まれない巡り合わせに陥っているだけだと思う。
絶対に負けられないという思いは前節の熊本戦も、今節の岐阜戦も変わらない。絶対に勝たないといけないという思いが積み重なるとプレッシャーになるので、早く勝ちたいとは思うが、熊本戦でも結果に対してナーバスになっているプレーが見られた。だから、結果に囚われないことが重要になる。結果に囚われてしまうと、どうしても硬くなってしまい、思い切りの良さがなくなる。勝負にはこだわり、結果にこだわらないことが大切になる。
勝つためには全てをやり尽くさないといけない。ボールを持ったら勇気を持って仕掛けないといけないし、クリエイティブにプレーしないとゴールは生まれない。選手は状況に応じて、どういうプレーを選択すればいいのか分かっているはずだが、失敗したらどうしようと思うと、正しい判断が出来なくなる。勇気を持ってプレーしないと、もっと結果を出すことが難しくなる。勝負にこだわるために、いい準備をする。楽をしないことが大事になる。熊本戦の失点に関しては準備不足だった。ボールを落とさずに蹴り出す判断をして、例えクリアが味方に繋がらずに守備をまたすることになっても、その労を厭わない姿勢が重要になる。結果を考えないで、やるべきことに集中して、さぼらず、溌剌とプレーする。フィジカル面もメンタル面もハードワークすることだけにプレッシャーを感じて欲しい。
熊本戦は心が結果に囚われずに、吹っ切れた感じで一生懸命プレーしてくれた。だから、勝てそうな感じがした。気持ちの伝わる試合をしたからこそ、サポーターの皆さんは拍手をしてくれたのだと思う。ハードワークしていないと思ったら拍手はしてくれないはず。岐阜戦も熊本戦のように気持ちのこもった試合を前向きにやる。ただ、今はちょっとした隙を相手に与えると勝てないチーム状況なので、覚悟、コミットメント、ディシプリンを持って戦うことが必要だと選手には伝えた。また、精度を上げることでシュートチャンスを作り、ピンチを少なくしていくことも大切になる。チームとしての団結力や一体感もポイントになる。個人競技ではないので、力を合わせなければいけない。チームは家族も同然。今の苦しい状況を皆でシェアして乗り切る。そのためには自己犠牲の精神も必要になるし、チームが勝つために何が出来るのかを考えないといけない。」

●崔根植選手:
「今、一番必要なのはゴール。ここ数試合、結果は出なかったけど試合内容は悪くなかった。チャンスもあるから、ゴールが取れていれば勝っていたと思う。勿体ない試合が続いているけど、いいリズムで試合を進めているし、いい攻撃もできている。チャンスもある。そのチャンスをひとつでも決められれば、失点せずに追加点が2点、3点と取れると思う。だから、チャンスに集中してゴールを決めることが求められる。連戦が続くので、熊本戦から気持ちは切り替わっている。いい準備をすることだけを、今は考えている。3連敗中だし、ホーム3連戦の最終戦なので絶対に勝てるように頑張りたい。
岐阜は最下位だが、岐阜の順位は気にしていない。昨年も岐阜と対戦したが、ハードワークしてくるチーム。勝つことだけを意識して、チャンスをしっかり決められるようにしたい。」

●柴崎邦博選手:
「失点シーンは、ボールが跳ねる前にクリアできれば良かったと思う。ボールが跳ねてから数秒あったので、僕はクリアとコールしたが、それで互いに見合ってしまったのかもしれない。熊本戦のピンチはあのシーンだけだったし、シュートを決められたことは悔しかった。熊本にはほとんどシュートを打たれなかったし、本当に勿体ない試合だった。
今、必要なのは強い気持ちだと思う。気持ちの面でも、戦術面でも相手に合わせるのではなく、1対1などで圧倒することが僕らには一番求められている。攻撃でもチャンスの数が増えれば、それだけ決めるチャンスも増えてくるはず。そこの部分は伸ばしていかないといけないと思う。苦しい状況だからこそ、今まで以上に集中しなければいけないとは思わない。いつも通りにやれることをやるしかない。
状態がいい時の岐阜は勢いがある。攻撃になると人が後ろからどんどん出てくるイメージがある。だから、乗せると怖い。ブロックを作って守るのもひとつの手だし、逆に自分達から勢いを持って仕掛けるのも手だと思う。状況を見ながら、皆で意思統一して戦っていきたい。互いに結果が出ていないだけに難しい試合になると思うが、岐阜には思いっきりぶち当たっていきたい。」

●高木和正選手:
「岐阜は特に負けたくない相手。岐阜戦には強い気持ちを持っている。ただ、チームが3連敗中なので、どこが相手でもしっかり戦うだけだと思う。熊本戦も強い気持ちをひとりひとりが持って戦ったけど、結果は付いてこなかった。それでも試合は続く。下を向いていても仕方がない。岐阜戦に向けていい準備をしたい。
岐阜はスカパー!などの映像を観ていると苦しんでいる印象を受ける。嶋田選手と押谷選手はスピードがあるので、カウンターを受けないように警戒しないといけない。今のうちは先制点を取られると逆転が難しい。だから、先に点を取ることを考えたい。岐阜は先手を取られると元気がなくなる。先に点を取られて相手を勢いづかせないように、我慢して先制点を取れる展開に持ち込んで相手を圧倒したい。岐阜戦まで中2日なので、あまり落ち込んでもいられない。試合がすぐあることをポジティブに捉えて、ホームで戦えることをチャンスだと思って、チーム一丸となって戦いたい。」
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