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【2011J2第26節 愛媛FC戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「試合直後の感想としては、もったいない試合だったなと。試合終盤に2点目が入っただけに。冷静に振り返ると、引き分けが妥当な結果というか・・・。逆に愛媛が先に点を取っていれば、相手が2-2に追い付けたのかは分からないが。ピンチもあったし、妥当な結果だった。ツキがなくて負けたわけではなかったと思う。戦前から愛媛は強いチームだと思っていたし、凄く難しい試合になるとも思っていた。あまりホームなのに相手が前から来ないので、前半は全体的に白けた試合だった。そこで点が取れたのは良かったが、やっぱり愛媛は力のあるチームだなと思う。だから、この結果は妥当で、僕等が勝ち切るにはもっとレベルアップする必要がある。
(2失点目は)完全にミスが2つ重なった。最初は入江のところで、どこでもいいから蹴っておけば良かったと思う。次は、普通はミスがないところだが、キャッチミスが起こってしまった。ただし、そういうことはやろうとしてやっていない。入江にしてもボールが収まっていれば蹴る選択をしたと思うが、ちょっと前に出てしまった。それも相手にボールを渡そうとしたわけではない。武田にしても相手に点を取らせるためにファンブルしたわけではない。何でああいうプレーが起きたのかは説明がつかない。ただ、全体としてその他の場面で失点してもおかしくない状況で、武田は何度も防いでいたので、武田とか入江を失点の状況だけで責める気にはならない。本当に怠慢なことで失点すれば、それは責められるべきだと思うが、そうではない。いつも言うことだが、今日の試合に関しても引き分けることしかできないチームだということ。他の選手もたくさんミスを連発していたし、それによってピンチの数が増えていたかもしれない。そうでなければ終盤のような状況を招くようなことがなかったかもしれない。1-0の間に2点目を取ることができたわけだし。全体として考えるべきだし、愛媛との2-2は妥当な結果だと思う。」

●赤井秀行選手:
「最後のプレーはタケさん(武田選手)を責められない。その前にピンチをたくさん止めてくれていたので。こぼれ球に対して、自分達が反応しなければいけなかったが、足が止まってしまった。今日は取られ方が悪くてカウンターを受けることがあったし、自分のプレーに関してももっと考えないといけない。前半はもっと相手の裏を使えれば良かったと思う。ロボに出したパスも精度が高ければチャンスになっていた。もっともっと精度を上げたい。切り替えてFC東京戦に向けてやるしかない。」

●渡部博文選手:
「斎藤がドリブルしてくるのは分かっているのに、ああいう失点をしてしまったのは、足が止まってしまったことが原因だった。見えている選手が声を掛けて、相手のフリーの選手を徹底マークしないと簡単にドリブルされてしまう。僕はもっともっと声を掛けるべきだと思うし、聞こえなければ本当に厳しく言う必要があると思う。そうしないと前半にもあったように、簡単にターンされてしまう。後半は自分達のボール回しの拙さというか、ファーストパスとセカンドパスを大事に繋げれば前の選手にいいボールが入ったのに、丁寧に繋ぐことができなかった。後半の疲れた時間帯に自分達がどれだけ繋げるか、ポゼッションできるかが大事になってくると思う。FC東京を見ていて見習うべきだと思ったのは、ボールをもらいたがる選手が多いこと。ボールを持った選手に対して、選択肢が3つも4つもある。だから、いい選択ができる。それがうちは今できていない。スタミナや体力とかの問題ではなく、次に何をしたい、勝ちたいと思った人が動けると思う。そういった面がないと、このチームはもっと強くはなれない。」

●武田博行選手:
「最後はファンブル。ちょっと滑った感じ。その前の接触プレーの影響は関係ない。後半の終盤はセカンドボールが拾えず、守備に回る時間が増えた。それによって相手に勢いに乗られてしまった。ちょっと守備が緩い感じはした。人はいたけど、頑張ってはいたけど、もう一歩足りなかった。個人で打開する選手がいる時には、もう少し行けないと守るのは厳しいと思う。次に向けて切り替えたい。」

●リカルド・ロボ選手:
「1点目はカウンターからのゴールだった。マコ(杉本選手)がカウンターの起点になり、サビアがいいパスをくれた。DFラインを見て、オフサイドに気を付けて、自分はゴールへシュートするだけだった。いい流れからゴールが奪えたと思う。2点目もパウリーニョがいいパスをくれた。DFラインを見て、パスを受けることに気を付けた。その後はGKとDFをフェイントで交わせたので良かった。ゴールできたことは嬉しいが、結果に関しては負けたような感覚さえある。J1を目指すようなチームは、このような試合を引き分けてはいけない。勝った状態で試合をコントロールすることが必要になる。ただ、FC東京も徳島も千葉も、いい結果を出せなかったので良かったと思う。次のFC東京に勝って、自分達が首位に立ちたいと思う。」

●パウリーニョ選手:
「FC東京戦後にも言ったが、しっかり相手からボールを奪い、パスを出すのが自分の仕事。栃木で求められているのは、ゴールすることではない。パスに関しては役割を果たしたと思う。今年はロボにいいパスが出せていなかったので、いい形で得点に繋げられて良かった。勝ち切れない要因はたくさんある。ひとつの要因を探すのは難しい。一人の選手の責任でもない。チームとして監督、選手同士で話し合い、修正する必要がある。もっともっと質を高める必要がある。次のFC東京戦は大切な試合なので、しっかりと修正したい。」
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