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【2011第20節 京都サンガF.C.戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「アディショナルタイムでの失点なので残念な気もするが、全体としては低調な内容だった。決定機もあったので2点目を取っていれば勝っていたとも思うが、京都にもかなりチャンスを作られていたし、京都に決定力があればもっと早い段階で追い付かれていたと思う。あまりにも前半からミスが多く、内容的にはあまり見るべき物がない試合だった。ただ、それでも1-0で勝つチャンスがあったのに勝ち切れなかった。最後の時間の使い方とか逃げない気持ちも含めて、ちょっと足りない部分があったと思う。
ドゥトラ選手は非常に能力が高い選手で、ゴールに一番近い場所で自由を与えないことが一番のポイントだった。うちの2枚のセンターバックが京都の1トップに対してチャレンジ&カバーを繰り返すことが必要だったが、ドゥトラ選手をフリーにすることが多すぎた。2枚のセンターバックの1人がドゥトラに付いて、もう1人が後ろでカバーすれば良かったのに。特にうちが攻めている時にこぼれ球をドゥトラ選手にフリーで引き出されて、ターンさせる場面が多かった。その時にセンターバックの2枚は後ろで見ていた。それは問題になった。絶対にドゥトラ選手にはそういうプレーをさせてはいけなかった。
(ボールの動かし方に関しては)意図したことをやろうとしたところで、一番最初に渡部が横パスをかっさらわれてピンチを招いた。それで平常心がなくなり、意図したボールの動かし方ができなかった。気が抜けたことがミスの原因だったと思う。上手くドゥトラ選手をかわしたところで、安易に出したパスが取られた。今日はそういうスキが、暑さが原因かは分からないが、『上手くいった』、『しめた』という思いがパスミスに繋がったと思う。(立ち上がりに)しっかりパスを出せなかったことからピンチを招いたが、結果的にポストと大和田が防いでくれた。でも、そこから落ち着いてプレーできなくなってしまった。」

●杉本真選手:
「(ゴールに繋がるアシストは)根植(崔)が動きだしてくれたのでボールはイメージ通りだったし、狙いは良かった。根植が上手く決めてくれたのでアシストが付いた。今日は相手のペースでボールを回されることが多く、いい守備から行こうと思っていたが、ボールの取り所がなかなか無かった。だから、苦しい時間が多かった。ボールを取った後に周りのサポートの質、ファーストパスの質が、ちょっとずつ合わなかったことでリズムが上手く作れなかった。チームのリズムができない時には、自分が動いてパスコースを作ることでリズムを作り、相手のリズムを絶つことが必要だと思う。こっちがやるべきことをしっかりやることが大事だし、思い切ったプレーで流れを変えないといけないと感じた。」

●赤井秀行選手:
「前半からドゥトラにボールが入り、そこでやられていた。ハーフタイムに、センターバックの1人がフリーにしないようにしようと言われた。でも、後半もドゥトラにアタックに行けなかった。ドゥトラの周りから出てくる選手が速かったので、対応が遅れた部分もあった。ボールに誰が行くのかはっきりしないといけないし、守備の対応でのバランスも考えないといけない。今日はFKからのカウンター対応ができなかったし、準備していたサイドで2対1を作ることもやらせてもらえなかった。やりたいことができない時にどうするのか、自分達で考えないといけない。今日は勝点3を取るべき試合だったと思う。前半立ち上がりの危ないシーンを防いだ後は、後半もあまり危ないシーンはなかった。失った勝点2は大きいと思う。」

●崔根植選手:
「(ゴールシーンは)練習の中でチームメイトと約束している動きなので、裏に走り出せばボールが来ると思っていた。チャンスでしっかりゴールが決められたのは良かった。今日は簡単なミスが多かったが、チャンスがあった時に決められなかったことが最後の最後で響いた。最後にFKから決められたので残念だった。勝点3を取り逃したことは勿体無かったけど、負けなかったことは良かったと思う。札幌戦も京都戦も勝っていたのに1-1で終わった。最後まで気持ちを切らさないように心掛け、ホームでは勝ち試合を見せたい。」

●本橋卓巳選手:
「自分達のやりたいことを出来た部分もあったが、イージーなミスからボールを引っかけられて決定機を作れられた場面もあった。相手に決定機がないことで助けられた部分もあり、アディショナルタイムまで0に抑えていたのだが。1トップ気味のドゥトラはセンターバックの1枚が対応することは話していたが、前半はドゥトラに上手く起点を作られて京都の流れになった。後半はセンターバックが対応してくれたことで僕とパウリーニョが挟むことができた。後半はうちにも決定機があり決められれば良かったが、サッカーはそんなに簡単なものではないと思う。追い付かれることはよくあること。色々と思うところはあるが、追い付かれたのは事実。反省するべきところは反省して、次に引きずらずに気持ちを切り替えたい。」

●大和田真史選手:
「ドゥトラへの対応は少し難しかった。前半はナベ(渡部選手)との間で、どちらが行くのかはっきりしなかった部分がある。勝点1は勿体ない。最後の最後で失点したので。最後まで何が起きるか分からないということを経験にして、今後に繋げていければいい。最後の最後で、『このまま勝てる』と思ったところで、魔物が棲んでいた。試合が終了するまで、しっかり気持ちを切らさずにやらないといけない。どこのチームにもセットプレーからゴールを狙える選手がいるので、終盤でのセットプレーは与えないようにしないといけない。ここ最近、攻撃陣は1点を取ってくれているので、DFとしては無失点に抑えたい気持ちが強い。無失点に抑えれば1-0で勝てるのだから、後ろの人間は0に抑えないといけないと思う。無失点試合をしたいし、今後はしていかなければいけない。2点、3点取れるようになることも大事だが、無失点に抑えれば確実に勝点は拾えるし、勝てる可能性が広がる。とにかく無失点に抑えたい。」
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