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【下野新聞スペシャルマッチ 2011J2第17節ギラヴァンツ北九州戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「勝ち点3を取れた事については、目的を達成したという意味では良かった。特に、お客さんがこれだけ入ってくれた中で勝てたのは安心。前節、湘南に良い形で勝てたが、ホームではなかなか良い試合が出来ておらず、今回北九州に勝つという事もなかなか簡単な事ではないと思っていた。やはりまだ課題が残るような試合をしてしまった。勝って反省できるのは良いが、これもいい薬にしなくてはいけない。課題というのは1点目を決めた後の、なんと言うか、平たく言うと”なめたプレー”。それによって相手に元気と勇気を与え、結果、点も与えてしまった。順位が下のチームに対しての試合や、ホームでの試合、いい試合の次節の試合などでは、栃木は良い試合が出来ないと言われているが、そんな事を言われて悔しくないのかと。でもそういう状態を打開するのには特効薬はなくて、本当に一人一人がやるしかない。外国人も日本人も、内向的だったり外交的だったり、色んな選手が居る。自分に勝つ、というチャレンジだと思う。北九州という相手は侮ってはいけないと思っていたし、スキを見せれば、こういう形で良いサッカーをやってくるチームだ。でも力の差がもしあったとするならば、前半で圧倒しなければいけなかった。(交代について)船山に関しては、追加点を期待して投入した。彼はトレーニングの時からの動きも良く、やってくれるのではないかと期待が持てた。良いアシストもしてくれたし、気持ちもあると感じた。あの時点で大和田をトップにいれてパワープレーっぽくいこうとも思ったが、スペースもあったしうまく攻めていった方がいいなと。パワープレーは最後にすればいい。まずは船山に託してみようと思った。最後の大和田については、相手チームの林に対して、そこにセットプレイでマンツーマンについたりと、相手の武器となる選手をきっちり押さえたいという意図はあった。これから上位陣との対戦だが、今回の様な苦しい中での勝ちという結果は、次につなげられる様な結果だと思う。」

●水沼宏太選手:
「先制した後の時間帯で、気を抜いてしまっていた部分があったかもしれない。ハーフタイムで監督から、そこの指摘はあった。点が早く入りすぎて、後で追いつかれる展開で、前半はペースを握られてしまっていたと思う。もうちょっとあの時間カチっとできていたら、完璧に守れていた。でも、後半に引き離す事が出来たというのはチームが成長した証。去年までだったら引き分けか、ペースに飲まれて負けていた。その点で、自分たちだけでは解決できない様な事を、ハーフタイムに外から言ってもらえるということは有り難いし、それはチーム全体としてやれている証拠だと思う。しかし監督が喝を入れてくれることで、自分たちは出来るようになるが、それならば最初からやらなければ行けないとも思う。」

●廣瀬浩二選手:
「自分の特徴を生かす為に、練習から小さい事でもやるようにしている。あとは自分がボールを受けた時の役割をしっかりと認識して、結果を出していく精度をどんどん上げていければと思う。高い位置で前を向くと、プレッシャーがかかってくるが、それに負けずにファウルで終わるんじゃなくてシュートまで持っていく事で、良い形を作る事が出来る。そこでファウルになったとしても、得意なセットプレーを活かす事も出来る。今回は相手がラインを高くボゼッションしてきたが、その事で後ろにスペースができる。自分の特徴を活かした裏に抜ける様なプレーがやりやすくなり、それはチャンスでもある。こういう時になるべく得点という形で結果を出したいが、それは今後の自分の課題。」

●船山貴之選手:
「ロボのゴールの場面は、自分が決められれば良かった。でも、チームが勝つことが優先だと思うし、ロボが決めてくれて良かったと思っている。自分が出て負けるのは嫌だったし、試合に出るために練習から頑張っているので、結果が出たのはうれしい。ナイトゲームということもあってスタジアムの雰囲気も良かったし気持ちよかった。」

●宇佐美宏和選手:
「やっぱりホームで勝つと気分がいい。前半は1点取った後に緩くなってしまって北九州のペースになってしまった。守備で一人ひとりが連動せずに行ってしまった部分があって、相手にボールを回されて後手後手になってしまっていた。その部分を改善しないといけないという話をして後半に臨んだ。後半はいい形で何本もボールを取れていたと思う。ただ、細かいミスはまだまだある。そこを詰めていかないと上のチームには勝てないと思うので、みんなで修正していきたいと思う。相手の中盤がワイドに張るのは、前節の湘南戦と同じ感じだった。対応もすんなりできたと思うが、前半の後手後手の時間帯は出遅れる時もあった。失点の場面もプレッシャーをかけ切れていなかったので、1対1の部分でもっと寄せないといけない。攻撃面も湘南戦よりタイミング良く上がれていたと思う。後はクロスであったりシュートであったりの精度をまだまだ上げていく必要がある。細かい部分を挙げればきりがないが、勝って反省できるので良かった。」

●鈴木修人選手:
「早い段階で点を取れたのは良かったが、そのせいでチーム全体が緩くなって受け身になってしまった部分があった。セカンドボールも拾えなかったし、何でこんな前半になってしまったんだろうという感じだった。後半は気持ちを入れ替えて臨んで、それで結果が出たので良かった。前半は守備のいきどころがバラバラだった印象がある。2トップがどんどん行く分、後ろが後追いになり、守備が単発になってしまった。それでコーナーまで持っていかれるような場面もあった。本来、栃木はそういう崩され方をしてはいけない。また練習を重ねて改善していきたい部分だと思う。これから上位陣との対戦になるが、栃木は何だかんだ言って上位には強いと思うし、みんな自信もついてきている。10試合以上やってこの順位に自分たちはいるんだということを再確認して、「俺たちもできるぞ!」ということを意識し始めている。千葉が相手だからといってビビるということはないし、逆に楽しみだと思っている。」

●崔根植選手:
「ここ数試合ホームで勝ちたかったが結果が出なくて悔しい思いをしていたので、今日はその気持ちがいい形で結果につながったと思う。開始早々に自分が点を決められたのは良かったが、その後、追加点を奪えずに難しい展開になってしまった。最後にロボが決めてくれて、勝つことができて良かったと思う。」

●リカルド・ロボ選手:
「2試合連続ゴールとなったが、シュートの場面ではいつでも落ち着いて打てるように心がけているし、それがフォワードに必要なことだと思っている。今日も落ち着いて打つことができた。試合自体は非常に難しいものだった。先制点を取った後に良くない時間帯が続いて失点し、その後もなかなかいい状態でゲームを進められなかった。ゴールした後にそのいい状態をキープしてゲームを進められるよう、これから練習を重ねていかなければけないと感じている。今日、一番大切なのは、サポーターの皆さんの支えがあって勝利できたということだと思う。妻と娘、そして妻の両親の前でゴールできたことはすごく良かったし大きな喜びだが、その喜びも明日まで。次の千葉戦、そしてその次の鳥栖戦に向けてしっかりといい準備をして、リーグ首位を維持していくことが大切だと思っている。」
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