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【2011J2第16節湘南ベルマーレ戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「細かいところを色々と言えば、前半に軽いプレーなどがあり、もしかするとそれが原因で同点に追い付かれるようなプレーもあり、嫌だなと思っていた。ただ、全体としては非常にうちらしいかちっとした、締まった試合をしてくれた。いつも準備していることを、しっかり皆がディシプリンを持ってやってくれた。
節目の100ゴールに関しては忘れていたが、ロボは勝負強さを持っているのかなと思う。ゴールを取ってくれたことは、彼にとってもチームにとっても良かったと思う。ただ、ゴールを取れていない時にもアシストなどがあり、彼の存在が怖いことで他の選手がゴールを取れることもある。日本人選手だとメンタル面で深みにはまるところがあるが、彼はそういうことがない。ゴールを取れていない時にも、相手にとって怖いプレーをしてくれていればいいなとは思っていた。
宇佐美はボール周辺の雲行きを観察して、判断に変えていた。臨機応変なポジションを取ってくれた。3-4-3のチームとは、ちょっと前に3連戦をやっていたので、多少その時の感触が残っていたかもしれないが、宇佐美の仕事ぶりに関してはほぼパーフェクトだった。」

●鈴木修人選手:
「直接FKは入ったと思ったが、GKの西部さんに上手く止められてしまった。まだJではゴールを決めていないので、得点に絡もうと思っていた。今後ゴールが取れればいい。アシストシーンはファーサイドにカズさん(高木選手)しかいなかったが、ナベ(渡部選手)が目を合わせてくれた。蹴ったら上手く合わせてくれた。今日はコンパクトだったので、かちっと締まった試合ができた。相手を怖いとは思わなかった。多少軽いプレーとかもあったが、無失点に抑えられた。これに満足せずにこれからもやっていきたい。後半すぐに相手が3バックだと分かったので、俺と宏太(水沼選手)で皆に伝えた。ちょっと慌てた部分もあったが、かちっとできた。アジエルとは半年間一緒にやっていたので、左足でプレーすることが多いのは分かっていた。今日は僕がアジエルを見ることになっていたので、中に入らせないことを意識した。試合前に反町さんに挨拶に行ったら、冗談で無視された(笑)。ベルマーレに在籍したのは半年間だったけど、Jで初出場したチームなので、今日の試合には思い入れが強かった。勝てたのですっきりしたし、今までよりも嬉しかった。」

●渡部博文選手:
「修人君(鈴木選手)と目が合って、ボールが来るなとは思っていた。修人君が蹴るボールは信じて中に入って行けるので、それを信じてあそこに走っていて良かった。今日は前半凄く良かったが、後半、相手のFWが田原に代わってから、キープされる時間がちょっと長くなった。そこは我慢できたのは良かったが、間、間に入るボールに対して、門を閉じられたらもっと栃木らしいサッカーができたと思う。今日は皆で我慢して体を張れたし、時間帯で何をしないといけないかも分かっていた。相手がやりたかったことは、裏のスペースへの飛び出し。乗っている高山を活かした攻撃を狙っていたけど、裏のスペースとアジエルにそんなに好き勝手にプレーをさせなかった。中盤もDFもいい守備ができたからだと思う。今日はボランチが前を向いて攻撃参加できたし、パウリーニョ、宏太、カズさんなど、攻撃的な選手が前を向いて気持ち良くプレーできていた。後ろの選手なので、攻撃的な選手に気持ち良くプレーさせることは意識している。」

●リカルド・ロボ選手:
「6試合ゴールを挙げていなかったが、大切な直接対決でゴールができて良かった。ゴールした瞬間は嬉しかった。このままチームとしては勝ち続けたいし、自分はゴールを決めていきたい。ゴールが取れない間も自分は落ち着いていた。自分の力を信じているから。ゴールができないことは普通に起こりうることなので、それほど心配していなかった。しっかりボールを前で収めるのはチームにとっては必要なこと。カウンターの時に前でボールがキープできれば、後ろの選手が上がってこられる。その役割はしっかりできたと思う。今日はいいゲームの内のひとつだった。徳島戦もいい試合だったが、自分はゴールができなかった。今日は自分もゴールを取れたし、チームもいいプレーをしたので、いい試合だったと思う。」

●宇佐美宏和選手:
「久々に自分の本職で出られたので、今日は楽しもうと思っていた。攻撃参加はあまりできなかったが、皆が集中して守備の組織が作れていた。今日は相手が湘南だったので、守備が8割、攻撃が2割くらいで考えていた。攻撃の回数は少なかったが、守備から入ろうと意識していたので問題なかった。相手を無失点に抑えれば、勝てると思ったし、実際に味方が点を取ってくれた。3‐4‐3の相手ともやっているし、皆もすぐに対応できる。だから慌てなかったし、田原へのマークも、前半の巻へのチャレンジ&カバーもできていた。ボランチも含めて今日は皆の意識が高かった。センターバックはそこまで走らなく、中央で統率するイメージ。サイドバックは長友とか内田のように走るイメージがある。そのあたりを意識した。攻撃回数は少なかったが、本職のサイドバックができた喜びは大きかった。」

●鈴木智幸選手:
「初勝利は最高でした。今日は雨だったので、最初は大丈夫かなと天気を気にしていた。ただ、新吉さん(菊池GKコーチ)には、雨のことでナーバスになるなと言われたし、普段の2倍も3倍も緊張感を持って、はっきりしたプレーを心掛けた。新吉さんにはシュートの時にはしっかりと止まるように言われている。そうすればボールは見えてくると。トレーニングの中で、そういうことができているので、試合でも冷静にできた。今日は皆の意気込みが違ったし、自分も後ろから声を掛けられた。斜めに入ってくる選手には那須川と宇佐美がマークに付いていたし、集中して守れていた。先制した試合は自分自身の中では初めてだったが、しっかりDFしようと意識を高く持てた。家族が応援に来てくれたが、観に来てくれた人に勝利を伝えられる嬉しさを味わえて良かった。」
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