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【栃木信用金庫スペシャルマッチ ~北関東ダービー~ 2011J2第15節水戸ホーリーホック戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「ホームだったのでサポーターのためにも勝ちたかったが残念だ。ただ。去年までだったらこういう試合は負けていたかもしれない。選手は一生懸命やっていたし色んな所で上回れたと思うが、決定的な所ではだめだった。相手チームは、今回最低条件である引き分けをある意味勝ち取った訳だから、試合結果に関しては水戸の頑張りもあると思う。こちらはその中でもセットプレー等を活かして勝ち点を取りたかったが、結果それが出来なかった。前半でかなり水戸の体力は消耗したとは思ったが、しかし水戸は最後まで頑張っていた。今回は水戸としては0対0を守りきるという目標があった訳だし、それ以上の創造的なプレイ展開は避けていたはず。堅実なうまいプレーだったと思う。
初出場初スタメンの鈴木に関しては、いつも通りのトレーニングと同じプレーをしてくれて、非常に安定していたと思う。実際無失点だった訳だし、キーパーとしてはこれ以上のものは無い。

●大和田真史選手:
「今日が200試合出場だったがほとんどの試合が水戸での出場で、こういうタイミングでその水戸と対戦するというのは何かあるなと思う。栃木に来てまだ3試合しか出場してないし、自分の中では何も残せていないと思っている。その中でセレモニーをやってもらえたということは、クラブに対して本当に感謝したい。同時に、これまでいろいろな人に支えてもらってきて、その人たちがいてこその自分だと思っているので、関わってくれたすべての人に感謝しています。試合に関しては、今週準備してきたことが前半は出せていたと思うが、後半、もう少しボールを失わずに自分たちで保持する時間があれば良かったかなと思っている。ただ、サイドチェンジを何回も繰り返して相手を走らせようという監督の意図があって、それを一人ひとりが理解していてできていた。いい形でゴール前までボールを運べている時間帯もあったので、あとはゴールだけ。ゴールが決まればいいというところまできているので、それほどネガティブに考える必要はないと思っている。2試合連続無失点という結果はディフェンスとしては収穫だと思う。智(鈴木智幸選手)もプロ初出場だった中で、前半のこぼれ球に反応してのセーブはビッグセーブだったと思うし、助かったと思った。あれで智も落ち着けた部分もあったと思うし、初出場とは思えない落ち着きを見せてくれたと思う。普通、初出場であれば仕方ないと思う部分があったりするものだが全然そんなことがなかったし、後ろでどっしりと構えてくれていたのでやりやすかった。」

●渡部博文選手:
「これからの課題となる決定力や後ろでの安定感などが浮き彫りになった試合だった。攻撃面では、もっと積極的に崩していかなければならなかったと思う。ただボールを浮かせて、その次は例えばクンシクなどが競って、というようなプレーも、そのプレーの先に確固とした狙いが無いと、相手に取っての脅威になっていかない。もちろん狙ってはいるんだろうけど、まだいまいち呼吸が合ってないというか。守備では、無失点で押さえられた事は次への自信になるが、崩されてシュートを打たれた危険な場面が3~4回はあった。そこは減らさなければいけない場面だと思うし、それにも原因は絶対にあって、今後ウィークポイントになってくる。今後そこを突かれないように、修正していきたい。大和田選手とは、試合の中でよく修正ポイント等を話し合うようにしている。細かく細かく、この5分集中しようだとか、裏に来るボールに気をつけようだとか、こまめに話している。常日頃そういう話はしているし、今回もそういった意味では連携は取れていたと思う。」

●鈴木智幸選手:
「試合を終えて、無失点を達成できてほっとしている。自分の持ち味であるハイボールの処理とかシュートストップなどが出せたのかなと思う。なるべくボールはパンチングなどはせずにしっかり掴んで、自分のボールにするという事を日々心がけているが、今日はそれも出来てよかった。今日の試合は、もちろん理想的には勝ち点3を取れれば良かったが、自分の中ではとにかく無失点に抑えるという事を考えていた。点を取られなければ、負けない。こちらの得点が無かったという事については、今日はそういう日だったのかなと、とりあえずは考えるようにしている。初出場ということで、全てが経験になったし、自分としてはようやくスタートラインに立てたばかりなので、これから全ての試合に出場できるように頑張っていきたい。緊張は昨日の練習の時がピークだった。それから家に帰って一人になるとどうしても色々と考えてしまい、寝れなかったりもしたが、試合が始まってからは、もうやるしかねえ!と闘争心が出た。そこからは自分通りのプレーが出来た。やはりピッチで応援を受けるのは気持ちいいし、ファンにもすごく感謝している。これからも応援よろしくお願いします。」

●鈴木修人選手:
「ここ数試合先発から外れたことで、自分のプレーを見つめ直す時間ができた。監督は調子のいい選手を使うことがはっきりしているし、そういう意味ではチームが活性化というか、調子が良ければ出られると思える。チーム内の競争も激しくなって、いつも気を抜けない。そんな感じでいい練習ができていたので、突然の交替だったが落ち着いてゲームに入ることができたと思う。監督の期待に応えられるようにプレーしたかったが、結果が伴わなかったので良かったとは言えない。ホームだったし、試合もしっかりした内容だったので、サポーターには結果に関しては申し訳なく思う。自分も決めるべきところで決められなかったし、もっと練習からしっかりやってきたい。練習が試合に出るんだと感じている。」

●大久保裕樹選手:
「ディフェンスラインで上手くボールを回せていた時間が多かったと思うが、運び辛い時もあった。もう少し相手の裏をシンプルに突いたりということがあっても良いと思う。ボールを運びながらチーム全体で悩んでいるという場面もあったので、もう少しシンプルに、やることをはっきりさせて徹底させた方が相手も嫌だったかもしれない。水戸の前線からのプレスは試合を通して激しかったしハードワークしていたが、それを上回るようなボールの動かし方はできていたと思うので、後は質を高めてやっていければいいと思う。裏にシンプルに蹴るのかしっかりつなぐのか、チームで共通イメージを持ってやれればもっといい形になると思う。」
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