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【栃木信用金庫スペシャルマッチ ~北関東ダービー~ 2011J2第15節水戸ホーリーホック戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「徳島戦の結果に関して、戦列に復帰した選手の影響がゼロではないが、それ以外の選手も連敗できないという気持ちが出ていた。例えばロボは、大久保や高木が戻ってきたからといって精神的に落ち着くタイプではないが、前節や前々節に比べるとボールが収まったし、守備の意識が違っていた。色々な選手が戻ってきたことで全てが上手くいくわけではないが、波及効果はゼロではなかった。
水戸の強みはしっかりした守備からのカウンター攻撃。それはうちのベースでもあるが、最近はそういうチームが増えてきている。2点取られても3点取るサッカーが昔は流行ったが、あり得ないと思っていた。水戸戦ではカウンターに対する守備力が凄く大事になるし、今後支配するゲームが増えれば守備力が必要になってくる。DFの数合わせ、立ち位置、攻撃中の準備、ボールを失ったところでのファーストディフェンダーの質によって、相手がカウンターを仕掛けられるかどうかが決まってくるし、自分達の守備もそれによって決まる。それらの部分を外さないことが大切になる。
水戸は前節、鳥栖に大敗したが、それ以前は接戦も引き分けも多かった。サッカーは何が起こるか分からない。うちと徳島も差はないが4-0と大差が付いた。徳島がチャンスを決めていれば結果は違っていた。ただし、うちには7-0にするポテンシャルがある。サッカーは先制点、ゴールが決まるかどうかが大きな比重を占める。柔道みたいに優勢勝ちはないし、ポイントは加算されない。ゴールが色々な流れを作る。だから、水戸戦は何が起こるか分からないというところから試合を始められるかがポイントになる。徳島が大敗したのはメンタル面が大半を占める。だから、精神的なミスは絶対に起こしてはいけない。実際、リーグ戦再開前のトレーニングマッチでは水戸に痛い目に遭っている。それだけのポテンシャルが水戸にはある。鳥栖戦のような結果を招く若さのあるチームなのかもしれないが、先制点が取れていれば、同点に追い付いていれば結果は違っていた。つまり、サッカーはゴールで色々なことが動くスポーツだということを、しっかり理解して試合に臨むことが大切だと思う。
今季の2度のトレーニングマッチは参考になるが、鳥栖戦は参考にならない。前々節の鳥取戦では水戸らしいアグレッシブさが出ていた。水戸は監督の魂が乗り移った時には強い。我々としてはそれ以上の魂を持って戦う必要がある。」

●パウリーニョ選手:
「徳島戦は自分だけでなくチーム全体としていい守備ができたし、カウンターからいい攻撃ができた。90分を通して相手を崩せた。質の高い徳島を相手に、準備したことが出せた。大分戦後には『いつものパウリーニョの出来ではない』とメディアの皆さんに言われたが、しっかり自分の状態が戻って来ていることを徳島戦では見せられたと思う。現時点でのチームの状態は90%くらいだと思う。チームは成長しているし、自分達が理想とする試合運びが出来ている。ただ、徳島戦が良かったからといって、水戸戦の内容が悪くてはいけない。同じ状態を続けて行くことが大切だと思っている。
家族が来日したことは良いモチベーションになる。ずっと日本で1人だったので、両親とフィアンセが来てくれたことは、自分にエネルギーを与えてくれる。ブラジルでは家族と離れた場所でプレーしていたので試合を観に来ることは難しかったが、観に来てくれた時には力になっていた。ゴールはいつでも狙っている。チームの通算100ゴールにもチャレンジしたい。
水戸はしっかり守備をするし、アグレッシブなチームだという印象を持っている。試合では我慢が必要だし、十分に警戒しないといけない。ただ、ホームなので勝つべき試合だと思っている。丁寧にパスを回し、ラストパスの精度を上げて、ゴールを目指したい。」

●大和田真史選手:
「水戸戦はリーグ戦再開前のトレーニングマッチのリベンジだと思っている。なにがなんでも勝ちに行く。それだけを考えている。徳島戦をいい形で勝っているので、その勢いを止めないようにしたい。凄く難しい試合になると思うが、しっかり体も心もいつも通りの準備をして冷静に臨みたい。
徳島戦では開始早々にピンチを招き、入れられていたら状況が変わっていた。開始早々にピンチを招くと相手を勢い付かせてしまう。水戸は若くて勢いがあるチームなので、スキを見せないようにしたい。相手に今日は行けると思われる前に、今日は難しいと思わせるプレーをしていきたい。そうすれば90分終わった時に良い結果が出ているはず。
水戸で長くプレーしてきたので運命だとも感じるが、200試合出場という数字は、それほど意識していない。キャリアをスタートさせた時には200試合も試合に出られるとは思っていなかった。目の前の試合を一生懸命戦ってきたら、いつのまにか200試合が目前にあった。昂ぶらずにいつも通り、目の前の試合に勝つことだけを考えてプレーできればいい。」

●那須川将大選手:
「流れの中からアシストもゴールも狙っていたので、徳島戦ではいい形でアシストができた。前半の立ち上がりのように相手に決定的チャンスを与え、こちらがピンチを招いてはいけない。立ち上がりに決められていたら違う展開になっていた。相手にチャンスを与えない、シュートすら打たせない守備を立ち上がりからすることでペースを握り、先制点を奪う試合展開にしたいと毎試合思っている。そこは反省点として次に向けて取り組んで行きたい。
水戸とは何度もトレーニングマッチをやっているので、お互いの特徴を知っている。昨年はダービーで勝てなかったが、今年は開幕戦で草津に勝った。水戸にも絶対に負けられない。岡さん(岡田選手)とのマッチアップは楽しみにしている。岡さんは積極的に上がってくると思うが、岡さんが上がった裏のスペースを使ったり、攻撃参加させないように自分から積極的に仕掛けたい。サイドを制圧できればゲームは上手く進む。攻守の1対1では負けたくない。」
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