NEWS
ニュース
試合情報 試合情報

【2011J2第14節 徳島ヴォルティス戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「愛媛戦後には『何回、同じことしたらいいんだ』と、言うべきタイミングだと思ったので、きつい言葉で選手を叱った。なぜ愛媛戦のような試合になったのかを分析した映像を見ながら、オフ明けのビデオミーティングでは私の考えを切々と選手に話した。例えば、『自分の目標を達成したら終わりなのか』、『チームとして成果を出さないと何の意味もない』と。
エゴを出すのではなく、チームとして成果を出さないといけない。成果を出すチャンスはある。全てのチームと対戦したわけではないが、客観的に見てうちの戦力は悪くない。相当いい。うちのように外国籍選手が機能しているチームはない。自分達の良さに選手達は気が付いていない。自分達の凄さが分かっていないことから緩みが生じているのかもしれない。
千葉と熊本の試合をじっくり見たが、熊本が支配したゲームだった。でも、首位に居るのは千葉。だから、(結果や順位は)どうにでもなる。熊本、徳島、鳥栖は戦い方がしっかりしているが、うちにも経験値がある。慢心してはいけないが、3チームに比べて戦力では引けを取っていない。だから、ひとつひとつの試合を大事に戦い、勝点を取れれば未来は開けるよと、最終的には伝えた。覚悟、高い目標値、チーム内での高い基準値を持つことが大事になるし、エゴを捨てて草津戦や富山戦のようなひた向きさに気が付くことが、成績に繋がると思っている。
徳島は強いチームだし、ワイドプレーヤーの個人技が高い。トップ下の衛藤も厄介な選手。ゾーンディフェンスは縦と横のコンパクトさが生命線になる。徳島戦では全体をコンパクトにする必要がある。」

●リカルド・ロボ選手:
「ブラジルでは自分達がゴールを決めなければ、相手にゴールを与えてしまうと、よく言われている。愛媛戦では自分も2回チャンスがあったが決めきれなかった。チームとしても、自分自身もチャンスでゴールを決められなかったことは凄く残念だった。自分は得点シーンでは必要な選手だと思っている。本当に悔しかった。
愛媛戦は大分戦に比べれば、相手に強くマークに行くことができた。ただ、大分戦も愛媛戦も負けているので、決して満足できる試合ではない。2連敗したことは悔しいし、自分がいつもならばゴールができているはずのシーンでゴールできなかったことも悔しい。でも、次の徳島戦へ向けて新鮮な気持ちを持ち、チームとして流れを作り、勝たないといけない。連敗したからといって悲観的になる必要はない。徳島に勝つことで上位をキープしたい。」

●高木和正選手:
「長いシーズンだが、目標がはっきりしているので、1試合1試合を大切に戦うだけだと思う。結果が出ないと雰囲気も悪くなるが、皆で話し合い、自分自身が思っていることを口にすることで、流れを変えていかないといけない。先のことは考えずに徳島戦のことだけを考えて戦いたい。
流れの中でゴールができていないだけで、フィニッシュには行けている。1度ゴールが入れば、流れの中からもゴールが入るようになる。結果が出ていないので、周りからはセットプレーからしか点が入っていないように思われているが。横浜FC戦ではシュートが少なかったが、愛媛戦ではシュート数も決定機でも相手を上回った。ただ、決定力がないから結果的に負けてしまった。決定機でしっかり決めきらないといけない。そのあたりはこだわっていきたい。
徳島は中盤のプレスが速く、ボールも上手く回っている。サブにも点が取れる選手がいる。徳島や千葉のように結果を出しているチームが上位にいる。千葉はロスタイムに得点している。栃木にも接戦をものにする力が欲しい。メンバーに入るかどうかは分からないが、起用してもらったら自分のプレーをしっかり出したい。自分が出て何も変わらないのならば、誰が出ても同じことになる。次はないという気持ちでプレーしたい。」

●小野寺達也選手:
「愛媛戦の前半はボールに触れていたが、後半はセンターバックからボールを受ける回数が少なかった。状況を判断しながら波が少ないプレーを、試合を通して心掛けたいし、空いているところにボールが出せればいい。ボールを持っている選手だけではなく、チーム皆で声を出して空いているところを見付けられたらいい。前へ行く力強さとパワーがパウリーニョの持ち味なので、パウリーニョが前に出たら空いたスペースを埋めるように考えながらプレーしている。2連敗したが、皆でもう一度気持ちを締め直そうと確認はできている。
徳島は前線に強力な選手がいる。トップ下の衛藤選手に対して、センターバックとボランチでどう対応するのか。はっきりさせたい。」
一覧へ戻る