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【2011J2第12節 大分トリニータ戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「前半はできが良くなかった。何人かの選手は90分できが良くなかった。そうなると試合にならないというのが率直な感想だ。後半は相手の布陣とかにも慣れてゲームを支配できるようになったが、前半のうちから後半のようなボール回しをやりたかった。いつも守備からリズムを作るが、今日は自分達の攻撃、ビルトアップからリズムができたはずだと思っている。相手の4-3-3の布陣に対して優位に立ち、前半からビルドアップができなかったのは残念だった。失点シーンはリズムが悪い中で、本来やるべき守備の形ができていなかったのが原因だった。失点の原因はやはり攻撃でリズムを作れなかったことだと思う。相手のシステムだけが問題でなく、こちらにイージーなミスがあったり、フィーリングがないことで速攻と遅攻の判断が間違っていた。色々な部分でのミスが多かった。特に攻撃陣は前半リズムができなかった。後半は試合にはなったが、追う展開の中で焦りが生じ、最後のシュート精度を欠いた。」

●廣瀬浩二選手:
「相手の方がハードワークしていたし、セカンドボールも相手の方が拾っていた。こういう結果になったのは、そのあたりが原因だと思う。相手に背後のスペースを消されたが、ボールは自分達で持てていた。自分達がビルドアップする時に、『次はこうしよう』という意識が、皆の中でバラバラだった。だから、ボールを持っても効果的な攻撃にならずに、相手にプレスをかけられ、相手の思うようにされてしまった。4-3-3の相手は前に3枚いるが、後ろで2対1を作るトレーニングはしている。でも、効果的なボールの運び方ができなかった。失点しても高い位置でボールを奪ってからのカウンターがあったが、ビッグチャンスに結び付けられなかった。今日はチームとしてやることがバラバラだったと思う。」

●鈴木修人選手:
「相手は3トップでくるかもしれないと言われていた。戸惑いはなく、すぐに相手の配置に気が付いたので、皆に声をかけた。相手はワンタッチでサイドを変えてきたし、森島にも起点を作られてしまった。内容も結果も自分達が招いたことだった。(中央を使われたのは)僕とパウリーニョの責任。ナベ(渡部選手)とチャミ(宇佐美選手)にはもう少し前に出てきて欲しかったが、難しい部分もあったと思う。僕達ボランチが内側へ絞ってボールを出させないようにした方が良かったが、そうすると相手の宮沢さんが空いてしまうことで、ワンタッチでサイドへ展開されてしまった。ちょっと難しい感じになってしまった。勝ち続けられるチームはないが、ホームでは絶対に負けたくはない。」

●渡部博文選手:
「立ち上がりから良くなかった。ふわっと入ったわけではない。ポストプレーヤーに対して、センターバックがどれだけマンツーマンで付けばいいのかが勝負だったが、チャミとどっちがマンツーマンで行くのかはっきりせず、それが立ち上がりが悪くなった原因のひとつになった。失点シーンのシュートブロックでも、いいシュートを持っている選手に対して、もっと距離を縮めないといけない。まだまだ甘さが出た試合だった。うちがボールを保持する時間が長かったので、相手のシステム変更の影響はなかった。ただ、FWにボールが入る、オンのタイミングが上手く作れなかった。守備を固めてくる相手に対して、うちの攻撃パターンを確立しないと破るのは難しい。今日は守備を固めるチームをどう攻撃するのか、いい勉強になった。この負けをこれからに生かさないといけない。」

●河原和寿選手:
「個人的に前半は決して相手のペースだとは思っていない。ただ、4-4-2で来ると思ったが、相手が4-3-3で来たことに戸惑いがあったのか、自分達のビルドアップが上手く行かなかった。バタバタしたままの90分だったし、失点したことで自分達の首を絞めた。失点シーンは自分のサイドから縦パスを入れられた。全体的に緩かったが、縦へボールを入れられない守備を自分もしないといけない。ボールを入れられてからも、シュートブロックの時にスペースと時間を与えてしまった。相手はうちを研究していたのか分からないが、バランスの悪さを突かれた。大分は強かった。負けたが1試合にすぎない。下を向いているようでは、自分達の目標を達成できない。僕自身は気持ちを切り替えている。1回負けた相手には、次の対戦で勝てばいい。次の試合に向けて敗戦がいい刺激となるように、積極的にトレーニングなどに臨みたい。」

●パウリーニョ選手:
「チームとして使えるスペースを、しっかり使えなかったのが前半だった。チームも個人的にもイニシアチブを握れないことが、上手くいかなかった原因だった。だから、全体としていいリズムで試合が進まなかった。全体が上手くいかないと自分もリズムが掴めない。今日は噛み合いが悪かったが、良くあることなので、自分自身の目標を高く持ち、これからもプレーしたい。自分はミスをしてはいけない選手なので、チームに貢献できるようにしたい。大分戦は終わったこと。愛媛戦へ向けていい準備をして、上位に居続けることが大切だと思う。球際で強くいくのは自分の特徴であり、プレースタイル。今日もボールを奪えていた。岡山戦でカードをもらったが、カードをもらうことを恐れず、球際で強く行き、ボールを奪うプレーを続けていきたい。」
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