NEWS
ニュース
試合情報 試合情報

【2011J2第11節 横浜FC戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「岡山戦の前半は完璧に3-4-3の相手を攻略した。攻守に渡っていいプレーをしていた。
愛媛が北九州に足をすくわれ、柏は山形に負けた。またとない材料があったので、『同じようなミスをしてはいけない』と伝えて試合に臨んだが、その部分はしっかりできた。ただ、前半を2-0で折り返したことで、昨年陥りがちだったメンタル面の問題が出た。1-0だったら陥らなかっただろうし、相手もパワーが出なかったと思う。京都戦も2-0で折り返していたら、同じようにやられていた可能性もあった。全てが教訓になった試合だった。だから、サッカーは面白いのだろうし、人間だからメンタル的に陥ることもあるし、サッカーは本当に怖いと感じた。試合を振り返るとよく負けなかったなとも言える。欲を出さずに地道にやるしかないと思う。
連勝のストップの仕方が相手に追い付かれてのものなので、負けたような感じだが、冷静に考えると自分達から引き起こした結果。今の時期に順位を意識すること自体が間違いだし、4試合を終えて勝点10は悪くはないという感じに思っていればいい。岸田が何本もシュートを打つようなチャンスがあり、入っていれば3-2で逆転されていたかもしれない。そう考えるとついていたかもしれない。色々考えてアウェイで2-2は悪い結果ではない。首位のチームだから、と考えると悪い結果かもしれないが、我々はそういうチームではない。地に足を付けるいい材料になった。
横浜FCは激しく戦うチーム。所謂、岸野サッカー。外国人が体調不良で出られないので、チームを作る上では苦しい状況だと思う。ただ、積極的な補強で日本人のレベルもかなりいい。だから、昇格候補に挙げられているのだろうし、湘南に勝つことができる。
どこのチームも苦しんでいるのがリーグ序盤戦。ここまで栃木は上手く勝てているが、1試合1試合栃木らしいサッカーをしなければいけない。岡山戦の前半は良かったが、後半は栃木らしくなかった。そういうサッカーは誰も見たくない。勝っても負けても栃木らしいサッカーを見せないといけない。そこが目標だし、そうすれば結果は付いてくる。1試合1試合栃木らしいサッカーができるか。リーグ戦は長いので、目の前の試合をしっかり戦って行くだけだと思う。」

●廣瀬浩二選手:
「岡山戦の前半は思い通りのゲームができた。後半も気を緩めてはいけないので皆で声を出していたが、例えば前半を100%でプレーしていて、それが99%になったらフィールドの10人全員で10%ダウンすることになる。ひとりひとりがほんのちょっと緩めただけで、あれだけ流れが変わってしまうのだから、自分達は常に全力でやるしかない。痛い目を見たので、岡山戦の反省を踏まえて横浜FC戦に臨まないといけない。今まで通り立ち上がりから厳しくプレーして、我慢する時間帯は我慢して、自分達に流れが来るようにしたい。そして、ファーストチャンスで点を取る。今年は追加点が取れているので、自分としてはゴールに繋がるプレーがしたい。
3勝したがどれも厳しいゲームだった。岡山戦はしぶとさを出せなかったので、しぶとさをしっかり出さなければいけないという課題が見つかった。課題が出たことをプラスに考え、まだ負けていないので、しっかり戦って行きたい。
横浜FCは上手く結果が出ていないが、湘南には勝っている。栃木はどんな相手でも気を抜くとやられる。気を抜くようなことはないと思うが、チャレンジャーとしてしっかり守ってショートカウンターを出せるようにしたい。J1が相手でも、大学生が相手でもいつもと同じように戦うだけだと思う。横浜FCは馴染みの選手が多いし、監督もコーチもフィジカルコーチも知っている。『やっぱり廣瀬は嫌な選手だな』という印象を与えたいので、ガンガン行きたいと思う。」

●水沼宏太選手:
「岡山には負けていないので、前向きに考えないといけないし、ここで落ち込んでいても意味がない。次の試合に勝たないといけないので、勝ちにこだわってプレーしたい。今年は1戦1戦が大事だし、ひとりひとりが確認しなくてもそのことは感じているはず。
岡山戦の前半はほぼ完璧だった。後半はチアゴへの対応から落ちたセカンドボールを自分達が上手く拾えれば良かった。チアゴを起点に流れが向こうに行ってしまったので、取ったボールを大事にして自分達の時間帯を増やせれば、試合運びとしては良かったと思う。色々な課題が早い段階で出たのは良かった。この先は長いので、後々、課題が出るよりも今出た方がいい。今年やってきたことを引き続きやり続け、それ以上のことをやるために精度を上げて、課題を克服して、リーグ戦の中盤と終盤に向けて、いい前半戦にしたいと思っている。
相手の調子が良くないならば、今叩いておくことは大事。前半の出だしが悪いチームが多いので、調子のいい時に叩いておき、後々、後悔しないような前半戦にしたい。ホームでは負けていないので、しっかり勝ちたい。」

●武田博行選手:
「失点に関する整理はできている。1失点目はゾーンで対応するのか、マンツーマンで対応するのか曖昧だった。FKがピッチ中央だったので、意思疎通ができていなかった。チアゴが入り、大きい選手にはマークを一人つけないといけないのかなど、やり方にブレが生じていた。ただ、10人になってから押し込まれたが、ロスタイムに失点するまで粘り強く対応できていた。そのあたりは今後に生かさないといけない。
試合と試合の間隔がないので、割り切って、気持ちを切り替えていかないといけない。横浜FC戦でしっかりと結果を出すことで、岡山に引き分けたことがいい勉強になったと言える。次の試合で勝つことがどれだけ大事かは皆が分かっている。悔しい引き分けだったが、負けていないことをプラスに考えて、次に結果を残せればいい。
横浜FCは元鳥栖の選手が多く、監督もそう。よく走り、球際で強く来るイメージを持っている。ミーティングではグラウンドを広く使うイメージも持った。クロスに対して背の高い2トップが合わせる印象もある。互いに4バックなので、3バックを相手にするよりも堅いサッカーになると思う。我慢比べになるとイメージしている。」
一覧へ戻る