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【2011J2第10節ファジアーノ岡山戦】試合に向けた監督・選手コメント

●松田浩監督:
「今の順位にはあまり意味がない。今が38節だったらいいなとは思うが。自信と過信は紙一重。目の前の試合を同じ姿勢で臨むだけだ。悲観的にならないように無意識の中で自信にすればいいが、人間はすぐに宙に浮いてしまうもの。ただ、選手の中から、地に足を付けるだとか、浮かれては駄目だというコメントがあったので、選手自身がメンタルが大事だと分かって来ている。富山に勝ったから京都に勝てるとは限らないように、3連勝しているからといって4連勝できるとは限らない。1試合ずつ勝って行くことの結果でしかない。
京都戦は全体を見て支配したゲームだし、成熟度の違いを出せたゲームだった。ただ、1-1で終わった可能性はいくらでもあった。詰めなければいけない部分、修正しなければいけない部分はいくらでもある。1-0で勝ったのは内容通りといえばそうだが、頑張りは認めるが、サッカーは1-1で終わったり、1-2にされることがあることを知っていないといけない。
なぜ今、この結果を得られているのか。ハードワークしかない。首位のチームになったからといって、綺麗にプレーしてハードワークしなければ、最下位のチームがやるような試合内容をするチームになってしまう。試合の質が2ランク落ちることを肝に銘じないといけない。
岡山戦は京都戦よりも難しい試合になる。岡山は富山と京都とは色合いが違う。3‐4‐3の4の並びが全然、違う。京都は3-3-3-1の1ボランチだが、岡山は2ボランチ。京都と富山は同サイドで攻める意識が強いが、岡山は外(逆サイド)を使う感じもする。3トップ、3バックというところは富山と京都と一緒だが、対策を立てる視点が違ってくる。岡山はハードワークするチームだし、我々もハードワークが身上のチーム。ハードワーク対決で負けなければ負けることはないのではないかと思う。ハードワークなしにゲームプランは立てられない。ハードワークを忘れてはいけないし、外してはいけない。」

●西澤代志也選手:
「開幕してからゼロに抑えた試合はなかった。守備はDFだけでなく前線から始まっている。全員で無失点に抑えたので自信になっていると思う。皆で体を張り、身体を投げ出していることが、今の結果に繋がっている。
キャンプからトレーニングマッチでは負けていなかった。自分の中では一度は痛い目に遭った方がいいのかなと思っていた。水戸戦では手を抜いたつもりはなく、出しきった結果として負けたが、改めて危機感が募った。水戸戦があったから上手く持ち直せたと思っている。
今の順位は全然、気にならない。まだ30試合以上もある。こんなところでふわふわしているつもりはない。残り3試合くらいならば順位を意識するが。
相手云々よりも自分達のやるべきことをやれば岡山戦も問題ないと思う。相手に合わせるよりも自分達でやりたいことをやればいい。栃木のスタイルを皆が理解してプレーしないといけないと感じている。」

●パウリーニョ選手:
「首位に立てたことは嬉しい。3連勝できているチームの状態はいいが、リーグ戦はまだ始まったばかり。しっかりトレーニングして、強さをキープして行くことが必要だと感じている。
しっかり守備をしてカウンターに繋げるのが栃木のサッカー。守備をして得点力のあるロボに繋げることが、京都戦ではしっかりとできた。京都に対してシュートをほとんど打たせなかったのは、自分達の良さや強さが出た証拠だと思う。後ろの選手はしっかりした守備をこのまま続けて、前線の選手がゴールできるようにすることが必要だと思う。相手が10人になってから攻めきれなかったのは問題だったが、いい場面を作れていたのは悪くない。カウンターを受けても失点しなかったことは良かったと思う。
京都と岡山の戦術は似ているが、京都の方が1人1人がしっかりとした個人の質を持っている。岡山は気持ちが強く、グループでプレッシャーをかけくる印象を持っている。
しっかりトレーニングして、試合でハードワークできているし、グループとしてまとまっていることが好調の要因だと思う。問題が起きても解決できる基盤ができているのもいい。まだ3試合しか終わっていない。これから何が起こるか分からないので喜んでいられない。まだまだチームは良くなるので、ハードワークを続けて行きたい。」

●渡部博文選手:
「京都戦では横ズレやカバーリングで遅れた部分がある。シュートを打たれたシーンは危なかった。もっと皆で体を張ってブロックできればいいし、シュートを打たせない意識を強くすればピンチは少なくなると思う。もっともっと組み立てはできると感じている。京都戦の終盤はポゼッションができて、上手く前線にボールが渡ったところもあった。ボールを持った時に一番ベストな判断ができるはずだし、後ろにボールを下げたり、横にパスを出すシーンを無くしたい。
岡山は攻撃面で京都に近いものがあり、しっかり組み立ててくる。守備の意識も高い。FWに入る時の囲い込みが速いので、ワンタッチ、ツータッチで回せるように、いい判断をすることが必要になる。岡山は球際が強いが、球際の勝負では負けたくない。
ワンプレー、ワンプレーをしっかりやれば結果は付いてくるはず。今の順位を意識して余裕を持つと、後々痛い目を見る。3連勝はたまたま運が良かっただけだと考えて、質とスキルを上げながら戦って行きたい。」
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