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【2011J2第8節:カターレ富山戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「戦前から非常に難しい試合になると覚悟して臨んだ。富山さんは中断期間にも調子が良かったし、特殊なシステムということもあり、いつもとは勝手が違うので準備することもたくさんあった。試合が始まってみないと分からないと思っていたし、実際に簡単ではなかった。そういう試合でセットプレーを大事にして、生かしたことが勝因だと思う。どんな形でもしっかり勝点3を取れたのは、選手が非常にいいメンタルコンディションで戦ってくれたからだと思う。
前回、富山と戦ったよりも我々は3-3-3-1対策ができていた。前回の試合は拮抗していたが、もの凄く押されていて、あたふたした感じがあった。今回はそういう感じはなく、我慢が必要だなという感じで試合を見ていられた。そういう試合はセットプレーで試合が動くことがある。勝ちパターンといえば勝ちパターンといえるが、いつもそうなるとは限らない。相手の強みをしっかり消しながら我慢強く戦ったことが、3-1という結果を導き出したという気がする。」

●渡部博文選手:
「雨の日はセットプレーがキーになると思っていた。特にCKは得点チャンスがあったので狙っていた。今日は俺が、俺がという気持ちがあったので、自分からボールを触りに行った。(ゴールの記録が訂正されたのは)悔しいけど主審の判断なので仕方がない。今日はトレーニング通りに上手くいかないこともあったが、いった部分もあった。こういうスリッピーなピッチコンディションでは、リスクを冒さずにシンプルなサッカーをしようというテーマでやっていた。若干、苦しい時間はあったけど、そこは意識していたので、どれだけ我慢できるのか、我慢勝負だと思っていた。正直3-1になってからは苦しかったけど、雨の日の試合は我慢が必要だと思っている。裏に蹴られるボールは手前で伸びる。一本苔口にやられたけど、苦しい時間帯も、ボランチも含めてうしろの選手の守備の意識が高かったことが、守り切れた要因だと思う。」

●廣瀬浩二選手:
「2-0がサッカーで一番危ない点差なので、早く点が欲しかった。相手が後ろ3枚で、DFの間が空いてくるのは分かっていたので、前半から狙っていた。そこへパウリーニョがいいパスを出してくれて、トラップからシュートまではイメージ通りにできた。今日はセットプレーから2点取れたのが大きいし、前半の終盤に点が取れたことも大きかった。相手が前に来た時に裏を突くのは自分の特長なので、どんどん狙っていこうと思っていた。自分が試合に出て負けると、結果だけを見た人からは『廣瀬は駄目だな』と思われる。そう言われるのは自分の中では悔しい。チャンスは絶対に回ってくると思っていた。結果を出さないとこの世界では生き残れないので、今日は絶対に点を取ってやると思っていた。今年はしっかり結果を出していかないといけない1年だと思っている。昨年は結果をあまり残せていなかった。今年はたくさんゴールに絡むことを課題に挙げていたので、ゴールが取れて良かった。」

●パウリーニョ選手:
「トレーニングでも試合と同じようなパスを成功させていたので狙っていた。まだ試合では1アシストしかしていなかった。自分はそういう仕事をするために日本に来たし、それが自分の役割なので、しっかりと中盤でボールを奪い仲間にパスを繋げるようにしたい。そういうプレーが当たり前になるようにしたい。今日のグラウンドは重かったので疲れた。ただ、FC東京戦や水戸戦よりもコンディションは上がってきているので、自分の中でいい流れができている。中断期間があったので、いち早く自分のペースを掴みたいと思うが、今日はとにかく疲れた。」

●水沼宏太選手:
「今日は攻撃に行った時の力の使い方が上手くできなかった。ゴールは試合後のインタビューで知った。試合中にゴールのことは知らなかった。今日はこまめに声を掛けてポジションの修正をした。声を掛け合ったからバランスが崩れなかった。声を掛け合うことで、少しずつポジションの修正ができるし、点を決めてもあまり前掛かりにならない。水戸戦に比べて今日は声が出ていた。ひとりひとり修正しようという気持ちが出たのは、水戸戦があったからだと思う。大宮戦とFC東京戦でいい試合ができたことで、それほど気の緩みがあったとは思わないが、水戸戦はちょっと緩かったとは感じた。今日は声を掛け合えてできたので良かった。」

●那須川将大選手:
「FKはトレーニング通りだった。今年のFKに対するいいフィーリングが公式戦でも出せたのは良かった。チームの皆からも、『あそこの位置のFKは僕だろう』というのが伝わってくるので、しっかりと決められて良かった。これからもっと試合内容を良くするには、最初に相手がアグレッシブに来たような時間帯でも、リズムを良くしないといけない。3点取ってからもちょっと苦しい時間帯が続いたし、リズムが悪い時にチームとしてバラバラにならないでピッチの中で声を掛け合ってやることが必要だと思う。勝ってホッとしたところもあるが、1試合1試合しっかりやろうと言っているので、目の前の試合をしっかり戦っていきたいと思う。」

●大久保裕樹選手:
「富山が苔口を起点に戦うことは分かっていた。その攻撃に対して自分とナベ(渡部選手)で、チャレンジ&カバーの関係を作ってやろうと言ってプレーできていた。試合を通して何回か起点になられる部分はあったけど、結果としてはやられていないので、ある程度の対応はできた。今日はゲームプランとして相手を揺さぶるサッカーをして、試合を支配したかったけど、それができない時に『シンプルにプレーしよう』と話した。チーム全体としてイメージを共有しながら戦えたので、クリエイティブな部分が試合の中で出せていた。(3-1になってからは)相手もホームだったので気持ちを出してきた。危ないシーンもあったけど、全員でやるべきことをやって凌げた。こちらがハードワークする部分を失ったらやられるということを考えたら、水戸戦はいい勉強になったと思う。(再開幕の勝利には)ホッとしたと言えばホッとしたが、まだ2勝したに過ぎない。ひとつひとつ大事に戦いたいので、次の試合を見据えたいと思う。」
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