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【2009J2第39節:水戸ホーリーホック戦】試合後の監督・選手コメント

●松田浩監督:
「中2日とは思えないほど、選手はハードワークしてくれた。非常にしんどかったと思うが、よく動いて、戦ってくれたことで、勝利を収められたことが嬉しい。今日の試合は立ち上がりから水戸が相当な勢いできたので、危ないシーンもあったが、勝負所を防いでチャンスをものにするという、勝つためには絶対に外せないところで今日は相手を上回り、勝負にも勝ったと思う。ようやくそういう試合ができようになってきた。中2日で最後は押し切られることが頭を過ぎったが、選手のメンタル面のタフさ、モチベーションの高さ、ダービーへ懸ける気持ちが、私の予想を上回ってくれた。
高崎選手へのロングボールから前回のようにやられるようだと、それだけで押されてしまう。今日はセンターバックの2枚とボランチの2枚のところが、非常にディシプリンを感じさせ、90分集中力を切らさずに、ポジション取りから、チャレンジ&カバーをやってくれたのが一番大きかった。
連勝はしなければいけないとは思っていたが、連勝はあまり意識せずに水戸に勝つことの方を意識した。水戸にはある意味、今季は育ててもらったという印象がある。最初のプレシーズンマッチ(0-4)では歯が立たなかったし、10年J2に在籍しているチームの重みを感じていた。一戦ごとに少しずつ戦える感じが掴めてきて、今日は集大成のような気持ちで戦った。
ここ数試合は非常にいい内容でプレーができていたので、そういう意味ではやれるなという感じはあった。ただ、立ち上がりのピンチを防げたのが、やっぱり大きかった。ゴール前で点を取るところ、点を失ってしまうところの厳しさが揃ってきたところが、内容に結果が伴うようになってきた要因だと思う。」

●米山篤志選手:
「久し振りにひとつ前でプレーできて楽しかった。なにより勝つことが出来た。相手はFWが売りなので、できればいい距離感で守りたいと話し合っていた。あとは自分達でボール持っていれば、それが一番いい形なわけで、ボールをキープする時間を長く出来ればと思ってプレーしていた。しっかりとDFラインと連携して、序盤を守れたことで、こぼれ球を完璧ではないが繋げたし、『嫌だな』と思わせるようなカウンターができたので、相手には効いたと思う。
連勝は嬉しいし、できるだけ伸ばしていきたいと思う。これくらいできるということを、自分達の力を見せるためにも続けていきたい。皆も段々と盛り上がって応援してくれているし、今は栃木にとっていい流れが来ている。どういう戦いをして終盤を終えるかは見ている人にも選手にも大事なこと。この一年が無駄では出ないと。成長してきたところを見せていかないといかない。その一歩目、二歩目として水戸戦はいいゲームが出来たと思う。」

●入江利和選手:
「立ち上がりはオチさん(落合)らがポジショニングを意識するように声をかけてくれ、シバ(柴崎)もハイボールに飛び出してくれた。守っていて、守り易く、プレーしていて恐怖を感じなかった。強力な相手の2トップを失点0に抑えられたのは凄くよかった。
(2点目に繋がるクロスは)直接合わせるつもりだった。GKにクリアされたが、岡さん(岡田)が決めてくれた。少しクロスの精度は低いと思う。でも、点を取ることに絡めたのは凄くよかった。北関東ダービーだったので勝てたことも嬉しい。これからも試合が続くので、1試合1試合勝てるようにしっかりとやっていきたい。」

●本橋卓巳選手:
「ロングボールが多くなることは予想していたので、高崎に競らせないこと、競った後のセカンドボールを拾うことをボランチとDFラインで話してプレーした。前半すぐに危険なシーンがあったが、シバ(柴崎)がしっかり抑えてくれたのは大きかった。
中2日だと前半立ち上がりにぼんやりしてしまうことがある。経験上分かっていたので、ぼんやりしてしまっても、最低限のことをやろうと思い、体を動かすことを意識して前半の入りは注意した。
ミスパスは多かったが、縦に入れないとゴールには近づかないし、そこは僕の課題でもある。今日は割とスムーズにボールを入れられるシーンは多かったと思う。水戸はあまりスクリーンをかけられなかったイメージがあるし、2トップと両サイドも間、間に顔を出してくれたので、そこをあとは僕が判断して選んで出すだけだった。選んで出すことをスムーズにやれたことがよかった。
水戸はJ1昇格を争ういいチームなので、そういうチームに完封できたのは自信になるし、追加点も取れたことは、これから続くシーズンにとってはいいきっかけになると思う。」

●河原和寿選手:
「シバ(柴崎)さんのビックセーブもったし、立ち上がりに耐えられたことが大きかったと思う。苦しい展開を相手に作らせてしまった中でも、最後の最後で集中力を切らさずに、自分達の時間帯を作れたことが、結局は苦しい時間帯で失点しなかったことが、勝利で終われた理由だと思う。ピンチがあっても必ずチャンスがあることを、今日の水戸戦では学べたので、収獲のあるゲームだった。
先制点はボールがよくて、根植が何度もニアで潰れてくれていた流れがあり、前半はチャンスにはならなかったが、相手のゾーンの弱点を突けた。練習でやっていた成果も出た。僕は蹴り込んだだけだった。10点目以降は負けないジンクスができるように、次はアウェイで仙台戦だが、自分達を試すいいチャンス。今、僕等は変わっている。それは結果と内容に出ている。まずはしっかりとリフレッシュして仙台戦には臨みたいと思う。」

●岡田佑樹選手:
「ゴールシーンは目の前にボールが落ちてきて、触るだけだった。あの距離で外さなくて良かった(笑)。あの時は中も間に合っていなかったので、自分しかいなくて、ニアに入るしかないと思い、長い距離を走ったら、運良くボールがこぼれてきた。1点目を取っても2点目が取れないとクリアばかりになる展開が多い。2点目を取ることが大事だと思っていたし、取れて良かった。水戸とのダービーでは勝てていなかった。目の前の大事な試合をものにできてよかった。」

以上
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